2014/10/26 23:35

graphic.jp 驚愕の入稿システム

タグ: 同人

最近、グラフィックという印刷会社を使う機会があったんですが、けっこう大手なのかチラシなどの印刷費がけっこう安い。その上、送料無料(7000円くらいの注文で)。 そしてポイントまで付きます。

さらに単に安いだけでなく、ウェブ入稿(ダイレクト入稿PDF入稿)のシステムが半端なく整えられています(といっても、他の印刷会社知らないのでひょっとすると最近はどこもこんな感じなのかもしれませんが)。「PDF入稿」はしばらく前からあったんですが、「ダイレクト入稿」は最近追加されたメニューで、Illustrator のファイルを「直接」入稿することが出来ます。
これは、Illustrator のファイルをウェブのフォームからアップロードして入稿、というレベルをはるかに超えています。「ええええ、そんなことまでやってくれるの!?」というレベルです。

まずユーザには Illustrator のプラグインが提供されます。これもインストーラ付きで、ダウンロードしたファイルをクリックして進めていけば面倒なことは何もなく Illustrator にプラグインが追加されます。
そして、そのプラグインのウィンドウを表示にすると、そこから開いているIllustratorファイルのアートボードを指定して入稿可能です。このとき、プラグインが次のようなチェックをしてどの部分に問題があるかをサムネイル上で囲って警告してくれます。

  • RGBモードで作成されている
  • モノクロ面にカラーが使用されている
  • スポットカラー(特色)が使用されている
  • CMYKの合計が380%を超えている
  • レジストレーションカラーが使用されている
  • 文字が混色のブラック
  • オーバプリントが設定されている
  • 仕上がり位置に罫線がある
  • ラスタライズ効果設定が300dpi未満
  • 画像の解像度が150dpi未満
  • 文字がオーバフローしている
  • カラー面がモノクロのみで作成されている
  • 線幅が0.25pt未満
  • 線幅の指定のない直線がある
  • 仕上がりに文字が隣接している
  • 出力されないレイヤーがある

で、一番上から「仕上がり位置に罫線がある」まではボタンひとつで自動で修正してくれます。もちろん、自分で一つ一つ修正して再チェックをかけることも可能です。印刷の素人がやらかしそうなチェックは一通り揃っている、ということでしょうか。ちなみに僕が作った原稿は3箇所引っかかりました ^ ^;; 

これらのチェックを通ると(あるいは「無視する」と)、実際にアップロードすることができます。アップロードしたファイルはサーバ上で1, 2分程度で印刷用データに変換されて、ブラウザ上で確認することができるようになります。ブラウザ上での表示には限界もあるので、TIFFになったファイルをダウンロードしてローカルで確認することもできます。

その結果、問題ない(主にレイアウトの崩れ、塗り足しの指定など)ようであれば1時間後に自動で印刷工程に送られます(「ああ、しまった!」というときの再入稿を受け付けるため、1時間の間をわざと開けているようです)。
印刷工程がどうなっているのか実情は知りませんが、24時間、いつでも印刷工程に送られます。23:59までに入稿すれば、当日入稿扱いで納期計算されます。ちなみに納期計算には、年末年始と一部の特殊加工を除いて、土日祝日も含めることができます。

このように印刷機までは印刷会社の人手を全く介さずに処理される恐ろしいシステムで、こりゃ小さい印刷会社なんかは太刀打ち出来ないだろうなーという感じでした。

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