2008/6/4 16:06

のろいのことば

タグ: 一般

ついつい時間を浪費しがちなのでなるべく 2ch は見ないようにしているんですが、たまに覗くと相変わらず呪詛のような言葉が溢れていたりします。でも昔より減った?

ネットはじめたばかりの人(に限らないけど)がそういったのを目のあたりにすると「よしやるぞ」という意気込みがあっとゆう間に萎えてサイトを畳んじゃったりするので何とかならないのかなあと思っていたのですが、最近はそれに加えて、呪詛を吐いていた本人にも良いこと無いよなあと思うようになりました。
「人呪わば穴二つ」と言いますが、「何こいつのサイト、糞だな」とか言っていると、その言葉が、言った本人をも縛り、そのサイトの人がたまに良いことを言ったりしたときでも素直に評価することができなくなりがち。でもそれって単純に損ですよね。
何がしか言いたくなる気持ちも分かりますが「こんなことやってて俺にとって良いことあるのか?」って視点で振り返ってみたほうが良いかも知れません。
同じように、冷笑的な態度っていうのも、気をつけたほうがいいかも。


ってなことを考えていてその延長で思いついたのが、「そういえば 2ch って蟲毒と同じ呪術装置じゃないか」ということ。
このブログを読むような人は蟲毒って言葉を聞いたことがあるとか知っているという人も多いと思いますが、中国の呪術の一種で、蛇とか蠍のような毒を持った「蟲」を壷などに入れて喰いあいをさせるのです。そうして生き残った蟲には、喰われた蟲の怨念も宿って強力な呪いの道具になる、というものです。
そういえば『帝都物語』にも出てましたっけ。僕はあれで初めて目にしたかなあ。エロい漫画だった。

で話を戻しますが、「2ch」という壷の中で(そういえばトップは壷の絵でしたね)いろんな人がいろんな呪詛の言葉を吐いていて、それらの中から一番強い、効き目がありそうだと思われるいくつかの言葉が最終的に残ってこれまた呪詛として使われる、というところが蟲毒そっくり……。「痛い」とか「DQN」とかねぇ(いや、どこが起源の言葉か良く知りませんが)。
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