markdown から InDesign へ

TRPG kilica 2015/2/7

markdown

開発者の間で最近はやりの文章のフォーマットといえば markdown です。wiki やはてな記法のようなもので、行頭に # をつけると見出し(h1)として扱われたり、*強調* のように、 * で文章を囲むと強調として扱われます。
キーボードを主体に使い慣れたテキストエディタでサクサク書くことができるので、開発者に好まれてるんだと思います。

フォーマット変換ツール pandoc

ふつうは、markdown 記法で書いたテキストを html に変換してブラウザで見るんですが、html にかぎらず様々な文書フォーマットに変換するツールがあります。

pandoc というツールもその一つで、Word, RTF, LaTeX, Epub など、様々なフォーマットに変換することができます。そしてその変換先フォーマットの一つに、InDesign の ICML も用意されています。ICML は InDesign で直接開くことはできませんが、InDesign のテキストフレームに「配置」することができます。

同人誌で長い文章を書かなければならない時など、

  • 動作の軽快なエディタを使って markdown で文章を書き、練る。
  • 文章が完成したら pandoc で InDesign のフォーマットに変換する
  • あるいは、Epub や html にも変換してネットでも配布する

といったワークフローが簡単にできるようになります。

markdown → InDesign の流れ

流れとしては、

  1. markdown(.md)形式で文章を書く。
  2. pandoc で md 形式を icml 形式に変換する。
  3. InDesign で流しこむ先のテキストフレームを用意する。
  4. icmlに変換したファイルをテキストフレームに ドラッグ&ドロップする。

となります。2. がほんのちょっと面倒で、ターミナル(黒い画面 ^ ^;;)からこんなかんじのコマンドを打たなければなりません。

pandoc input.md -s -o  output.icml

InDesign のスタイル

markdown

markdown を元に InDesign に配置すると、簡単なスタイルが付いた状態になっています。例えば、h2(##)を指定していた場合、InDesign では "Header2" という名前のスタイルが指定され、それっぽいフォントサイズやマージンが作られています。

InDesign

pandoc のインストール

pandoc は Windows, Mac, Linux で動作し、多くのソフトウェアと同じようにダウンロードしたファイルをマウスでクリックしていけば簡単にインストールできます。

ダウンロードページ

# "pandoc 1.13.2" など、バージョンの書かれたタイトルをクリックして移動した先のページの一番下にダウンロードリンクが付いていると思います。

なお、インストールしても pandoc の起動アイコンができたりはしません。pandoc を使うには、Mac なら Terminal, Windows ならコマンドプロンプトから markdown ファイルのあるディレクトリに移動して上記の pandoc コマンドを打ち込んでやります。

Neath 3D Dungeoneering の紹介動画

TRPG kilica 2014/11/14

この前紹介した Neath 3D Dungeoneering で作られたダンジョンの紹介動画。

Grim Hall 

3Dダンジョンマップツール Neath 3D Dungeoneering

TRPG kilica 2014/10/29

Neath 3D Dungeoneering MonkeyBlood Design

3D のダンジョンマップを簡単に作ることができるのがこの Neath 3D Dungeoneering です。Sketchup という(基本機能は無料の) 3D モデリングツールのテンプレートとして提供されています。

製品紹介(PDF)

チュートリアル(PDF)

この Sketchup で使える通路や部屋といったダンジョンのパーツが150ほど用意されていて、ドラッグアンドドロップで配置していくことでダンジョンを作ることができます。

パーツ

基本的なパーツは用意されていますので、それを使うだけでもかなりのバリエーションはカバーできますが、Sketchup の機能を使って、ぐねぐねと変形させることも可能です。独特の操作感ですが、これがなかなか気持ちいいです(笑)

3Dモデリングツールですので、作ったダンジョンはあらゆる角度から眺めることができます。

値段は15£で、だいたい3000円弱。まあまあの値段でしょうか。

ちょっといじっている隙がないので、簡単な紹介のみですが、上のチュートリアルにけっこう分かりやすく書いてあるので、ご覧いただければだいたい分かるんじゃないかと思います。

InKarnate アルファ版

TRPG kilica 2014/9/15

しばらく前に目をつけた InKarnate というTRPG用のマップ作成ツール(本当はキャラクタ作成などもサポートする総合支援ツールという構想みたい)が登録ユーザ向けにリリースされましたので、早速使ってみました! なお、現在は限定されたユーザにのみ公開されているアルファ版です。

実際、半年くらいまえにユーザ登録して、その後音沙汰がなかったので「うーん、ポシャったか」と思っていたのですがコミケ前日辺りに「使ってみてくれ!」(意訳)というメールが届きました。もう少し早ければ『大全3』の記事に載せたのにぃ。

InKarnate は UI が CSS/Javascript で実装されており、ブラウザ上で動作します。サイトにアクセスしてログインすれば、すぐに使うことが出来ます。

特長

TRPG向けの地図作成ソフトはいくつかあるのですが、InKarnate はそれらとどう違うのでしょうか。

まずは、どんな地図が出来上がるのかを見てみましょう。InKarnate で適当に作ってみた地図がこちらです。なかなか良く出来てますね?ますよね?

スピード

この地図がどれくらいで描けるかというと、なんと約20分! 他の地図作成ソフトと比べても素早く描ける部類に入ります。

操作

簡単です。山や都市などのオブジェクトは、シンボルを選んでスタンプみたいにマウスでペタペタ押すだけです。

他の地図作成ソフトと比べて特に出来がいいと思ったのが、海岸線(陸地・海)などの作成と、森や平原のテクスチャの描画です。どっちかというと、既存のソフトはなぜこうなってないんだ、という気もしますが。

新規作成時点では全て海なので、陸地を作る場合はマウスクリックしながら動かして塗る、出っ張り過ぎたら削る、という操作です。それだけなんですが、なんかいい感じの海岸線が引けます。陸地で塗りつぶすような場合はブラシサイズを変えてXLにすれば、すぐに塗りつぶすことが出来ます。

森や平原を描くときもテクスチャを選んで塗るんですが、適当に塗ると、境界をぼかしてそれっぽくしてくれます。

表現力

ご覧のとおり、彩度を抑えた雰囲気のある地図を作ることが出来ます。

ただ、まだアルファ版ということもあって、自然物のシンボルは山のみとなっています。デモを見ると、木のシンボルも配置されているので、そのうち増えるのではないかと期待しています。

メイキング

公式サイトの動画デモをご覧いただいたほうが分かりやすいかと思いますが、上のマップの制作過程のスクリーンショットをご紹介したいと思います。

新しいマップを作る

新規作成後の状態。全面海です。

陸地の線を引く

適当に引きます。

陸地を塗りつぶす

ブラシのサイズを XL にして塗っていきます。

海岸線を整える

細いブラシにして、海岸線を整えていきます。

山を描く

山のシンボルを選んでぺたぺたと地図上の配置したい場所に押していきます。クリックしながらマウスを動かすと、山脈を作ることが出来ます。

森と平原を描く

テクスチャを選んで塗って完成です。ここまでで約20分。早いですね。

「物品の状態」ランダム表

TRPG kilica 2013/9/14
ダンジョンで拾ったり、怪しげな露店で手に入れた品の品質や状態をラムダムに決める表を作りました。

http://www.trpg.me/random/generator/7

アクセスすると、

「物品の状態(見た目) : モノは悪くないが見栄えが悪い
 物品の状態(実際) : 頑丈な作り。性能的には通常と変わらないが壊れにくい」
「物品の状態(見た目) : 埃をかぶり汚れている
 物品の状態(実際) : 新しい試みがされている試作品。質は悪くないが使いづらい、あるいは奇抜なところがある」
といった、その品物の状態や品質をランダムに出してくれます。

ログインすると割と簡単にこんな感じの表が作れますので、ぜひ皆さんも作ってみてください ^_^  
既存の表をコピーすることも出来ますので、「よくわからないな」という場合は、既存のランダム表のを開いて「コピー」ボタンを押すと、作り方の参考になるかと思います。

ランダム表を作ろう

TRPG kilica 2013/9/8

 しばらく前から作ろうと思ってたランダム表を作れるサービスをはじめました。

TRPG Search ランダム表

ずっと昔に絶版になってしまっている社会思想社の『RPGキャラクターブック』『RPGシティブック』、それから『ルーンクエスト・シティーズ』などのランダムチャートが大好きでして、それらをネット上で作れるようにしたサービスです。

5年くらい前に同じようなのを作ったのですが、コードも古かったので今回1から作り直し。というのもあって、1日でちゃっちゃと作りました。そこそこ高機能で、どんなことができるかはこちらの簡易マニュアルを参照ください。

海外のランダム表

海外ではランダムチャートを振れるサイトがいくつかあります。自分用のランダムチャートをオンラインで作れるサービスはたぶん無いと思います。

donjon; RPG Tools

Wizardawn - Tabletop Games

Category:Fantasy - Abulafia Random Generators

Welcome to Grovefun!



City Generator が github に

TRPG kilica 2013/8/18

City Generator という、ランダムにファンタジー(D&D)の街を生成してくれるサービスがあって、リンク先にアクセスするたびに作ってくれます。人口構成、気候、政治体制・産物といった基本的なデータのみならず、イベント(依頼)リストや重要NPCリストなんかも出してくれるので、なかなか充実しています。

でこれですが、github(プログラムコードの管理をしてくれるサービス)で一般に公開れていました。perl で書かれているので自分のサーバに置くこともできるし、コードや元データ(XML)を修正することも出来ます(コードのライセンスはGPL2、データのライセンスは CC BY-SA)。

このランダムデータ用のフォーマットを眺めているだけでもけっこう面白いです。よく考えられてるなーと思います。あと、マインドフレイヤーランダム名前表とか楽しげなものも。ランダムの名前は、苗字と名前をそれぞれ <pre> - <root> - <post> の三節(3節無い種族も)の組み合わせで作ってるみたいです。

TRPG Sites α-1.1 機能追加

TRPG kilica 2013/2/17

本日の機能追加・修正

  • セッション募集機能
  • RSSフィード出力
  • レビューなどのテンプレート調整


TRPG関連のホームページを簡単に作ることができるサービス「TRPG Sites」α-1.1 バージョンを公開しています。まだ機能検証用のアルファバージョンですので、コアな機能のみを提供しています。「とにかく使ってみたい」という方のみご利用ください。

また、こんな機能も欲しいな、というのがありましたら Google+ までお寄せください。

TRPG Sites(仮)

TRPG kilica 2012/12/19

TRPG関連ウェブの現状

Twitter、SNSの普及のおかげで、TRPGをどんなふうに遊んでいるか、どんな人が遊んでいるか、といったことを知ったり、一緒に遊ぼうと誘ったり誘われたりといった機会は随分と増えました。そうした書き込みの中には知見に富んだものであったり、新しい遊び方の萌芽を含んだものだったりするものもありますが、膨大なタイムラインの流れにあっという間に流されてしまい、埋もれて二度と顧みられることはありません。

そうした書き込みを気軽にできる(フロー型サービス)というのはそれはそれで重要ですが、一方で知識やノウハウを溜めて探しまわることのできるサービス(ストック型サービス)はアンバランスなほど普及していません。

昔ながらのホームページがストック型の典型ですが、htmlの知識が必要だったり、サーバを借りる必要があったりとツイッターやブログと比べてかなり手間のかかる作業が必要です。

TRPG Sites でサイトを作ろう

新サービス TRPG Sites では、そうした現状を改善すべく、TRPGに関する情報を気軽に発信できるストック型サービスを提供したいと考えています。このサービスを利用すれば、ブログを解説するのと同程度の手間でストック型のホームページを開設することができます。TRPG Sites サービスの登録ページにアクセスし、サイト名や登録者の情報を入れるだけで、ホームページを作ることができるのです。

モックアップを見てみる

TRPG Sites プレスリリース放送(笑)を見る※1:26頃から始まります(TRPG放送局さま)

TRPG Sites とブログの違いは?

ところで、TRPG Sites が提供するホームページはブログとどう違うのでしょうか?

まず一番の違いは、ブログが時系列に記事を見せていくのに対して、TRPG Site はカテゴリを中心とした一覧で記事を見せます。

第二に、ブログは日記的な記事(タイトル+本文)しか投稿できませんが、TRPG Sites では、同様にタイトル+本文からなる記事のほか、レビュー(タイトル+評価+RPG名+感想)を投稿したりアルバム(タイトル+本文+画像)を投稿したりすることができます。

第三に、TRPGに特化したサービスなので、TRPGシステムなどのカテゴリを全サイト共通で持つようにしています。そのため、「クトゥルフ神話TRPG」「D&D」「トーキョーNOVA」などのシステム名で記事やレビュー、リプレイなどを抽出することができます。 

いつできるの?

2013年3月にベータ版をオープン!……したいなと考えています。

まだサイト設計中ですので、なにかご要望などございましたら、お寄せください。

オンラインセッションポータル

TRPG kilica 2012/8/29

 富士見書房さんがオンラインセッションポータル TRPG ONLINEのベータ版をオープンしました。

最終的にはプレイヤの募集、キャラクタシートの管理、チャットなど、オンラインセッションに必要な機能を備え、しかも「『痒いところに手が届くシステム』を目指すべく」改良していくという素晴らしい構想です。

まだ昨日ベータがオープンしたばかりなので、まだまだ機能的には不足している部分がたくさんある、という声がツイッタ上で見られました。まあそれは仕方ないですね。

ただ、これだけの機能を備えてしかも本気で使いやすく作りこむとなると、並大抵のことではありません。まじめに取り組めば、最低でも開発費で月50万からの費用が発生し、それを1年は継続しなければならないんじゃないでしょうか。成功したら成功したで、サーバ負荷も結構高そうだし。勝算はあるのかな。

一方、冒険企画局さんは、どどんとふサーバを立てるようです。こちらは開発費が不要なので、ハードルはグッと下がるでしょう。ただ、サーバ負荷は重くのしかかると思いますので、そのあたりどう対応するかがポイント。

有料にして、代わりに冒険企画局の中の人と(ときどき)遊べる、ってことにするのはどうだろう。

Trello

ウェブ kilica 2011/9/29

Trello は、最近リリースされた ToDo 管理のウェブサービスです。

使い始めて間もないのですが、なかなかいい感じなのでご紹介。使ってみて、使い方をいろいろ工夫できそうで楽しいです。

ウェブサービスで、ブラウザさえあればで利用できる

デスクトップ、ノート、仮想環境と、作業環境が分散しているので、そのどれでもすぐに作業できるのはとても楽ちん。もちろん、買い換えた時でもセットアップ不要です。

操作性が良い

ウェブアプリだとその分操作性が落ちがちですが、とてもスムースに使えます。デザインもスマート。
タスク(カード)の移動も、ドラッグ&ドロップで出来ます。タスクを管理するうえでこれ重要。 

見やすい

タスクを一望できるので、直近でやらなきゃいけないこと、そのうちやらなきゃいけないことが空間的に分類されて目に入ってきます。
またラベルで色分けもできるので、さらに把握しやすい。 

タスクの公開

タスクを一般に公開、あるいは選択したメンバに公開できます。普通にチームの ToDo 管理にも使えますし、一般に公開すると「こんなコトやろうとしてるんだぜ(全然進まないけどorz)」リストとしても使えます。
それがどうしたと言われるかもしれませんが、「それは面白そう、一緒にやろう」という人が現れると面白い動きになるんじゃないかと。
「リクエスト箱」というカードを作って見ましたので、氷川に何かリクエストがありましたらここに放り込んでみてください。 

無料

無料で利用できます。