2024年あけましておめでとうございます。

一般 kilica 2024/1/1

あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。

2023年はほぼ一年中、家のことを勉強して考えていました。おかげさまでもうすぐ、いい家が2月頃完成予定でとても楽しみ。今年早々の引っ越しが最後の大きなイベントになります。大量の本があるので、これは大変そう……。

そんな中、このブログは概ね月1のペースでの更新でした。思ったより更新できたかなと思います。

TRPG関連ではD&Dのマスターをやっています。一時期お休みしましたが、だいたい月1ペースで遊んでいます。

コロナ前からしばらくお休みしていたサークル活動も再開して、夏コミで参加(申し込みした時点ではまだ家のことは全く予定してなかったので)、冬コミでは新刊を出すことができました。
ただ、売上は以前に比べてガタ落ちで、これにはコミケに来る層の変化や減少、Twitterの拡散力の低下など色々な原因がありそうに思います。ちょっと売り方を考えようと思います(具体的にどうするかは未定)。
同人活動なので、「何を作るか」については「好きなものを作る」のですが、人気の出そうな切り口にしたり、作ったものをなるべく沢山の人に見てもらえるような活動は積極的にやってます。

手抜きダンジョンシナリオ制作ノート 制作ノート

TRPG kilica 2023/12/27

2023年冬コミ新刊は『手抜きダンジョンシナリオ制作ノート』です。5年ぶりくらい?の新刊です。
2023/12/30(土) 東ポ 12a「氷川TRPG研究室」にて頒布します。500円です。

その他、既刊『ダンジョンシナリオ作成講座』『TRPGシナリオ作成大全』Vol. 6-9、『TRPGシナリオ作成のがらくた箱』も持っていきます。

以下、新刊『手抜きダンジョンシナリオ制作ノート』についてどんな事を考えて作ったかご紹介。

今年は執筆に割ける時間が限られていたので軽めのシナリオの作り方の本を何か作ろうと思いついたのが、普段遊んでいるシナリオの解説本でした。
シナリオの作り方の記事って、基本的には抽象化/汎用化して言語化する性質上、よそ行きの表現になるし、色々こぼれ落ちるものがあります。今回の本では、その辺り、掬えるものがあれば掬って伝えていけたらと思って書きました。

そのため『手抜きダンジョンシナリオ作成ノート』では今年、自分で作成し、マスターをして遊んだ3本のD&D5版のシナリオ(キャンペーン)を取り上げて解説しています。正真正銘、よそ行きではない、普段遊ぶためのシナリオをどう作ったかを解説しています。

そしてタイトルに有る通り、「手抜き」なシナリオの作り方をしています。

シナリオの作り方の解説では、

  • そもそも、シナリオが作れるようになる
  • 面白いシナリオが作れるようになる

というのがだいたい重視されていますが、本書では「時間をかけずに作れる」「安定して作れる」を重要なテーマにしています。普段遊ぶために作るときには、この2つの要素がとても重要になってくるからです。面白い云々の前に、そもそもセッションまでに作り上げれなければ話になりません。だから、この2つの優先順位が高いのです。「じゃあ面白さは?」というと……本書をご覧ください。

  • シナリオを作ってみたいけど、なんとなく不安
  • シナリオ作っているけど、こんな感じで良いのかな?
  • シナリオ作っているけど、他の人がどれくらい書いてるのか知りたい

といった方にピッタリの一冊となっています。

コミックマーケット 102 と Twitter 広告

TRPG kilica 2023/8/14

コミックマーケット 102(2023年夏) に参加してきました。

今回は4年ぶりのサークル参加! 久しぶりで、色々忘れてました。

  • いつもお品書きを数枚、ラミネートして持っていくんですが、すっかり忘れてた。かろうじてセブンイレブンで印刷。
  • 台車のことをすっかり忘れてて、前日に近くのホームセンタで慌てて購入。宅配便搬入(4箱)なので、これを忘れてたら詰んでた。
  • 見本誌用の価格表示の付箋を忘れた

などなど。また、ルールが変わってて混乱した点も。

  • 準備会に提出する見本誌の封筒は新刊がないので出さなくていいと思ってた。すみません。
  • 佐川急便の搬出は事前にウェブで申し込みが必要。とはいえ、閉会近くにならないと搬出の数は分からないので来場前など登録ができず不便。会場のネットが遅くてなかなか繋がらない中、リキャプチャが出てきて信号機を選ばされたりするともう最悪。
    • その代わり受付は効率化されている……のだと思いますが、1時間近く、宅配便搬出の列に並ぶことになりました。売り子で疲れ切ったところに炎天下で並ぶので、ここが一番つらかった。
  • アーリーチケットに申し込んだけど当選のメールが届かなくて、てっきり落選したのかと思ってたんだけど実は当選してた。「今日までに手続きしないと無効だよ」メールは来たのでぎりぎり手続きできました。「落選したら通知を送らない」というのはあまり良い仕様じゃないね。
  • 2日めはアーリーチケットで入場しました。そのため会場には10時ギリギリくらいに到着して、アーリー入場の最後尾くらいに並びました(隣の列はできなかったのでほんとに最後尾)。10:30入場開始で、10:40 には会場入りできたので、とてもいい感じです。

今回は『TRPGシナリオ作成の道具箱』の改訂版を出す予定だったんですが、家を建てることになって超忙しく断念しました。楽しみにしてくださってた方、申し訳ございません。

既刊の大全 6, 8, 9と、ダンジョンシナリオ作成講座、TRPGシナリオ作成のがらくた箱を持っていったんですが、合わせて150部くらい売れました。参加者はまだ以前の2/3程度ですし、新刊はありませんし、4年ぶりの参加で知らない方が多いでしょうし、Twitter でも全然拡散しなかったので「全然売れないかも」と思ってたので良かったです。既刊全部買っていただける方も、結構いらっしゃいました。

自分のツイートはちっとも拡散しなかったので、今回は Twitter で広告を出してみました。キーワードには「TRPG」と「クトゥルフ」を選び、これらの単語でツイートなどしている方に広告を表示するように設定しました。

広告期間は直前の 8/10(木)夕方から当日 8/12 の11:00までで、総予算は5,000円に設定。一日あたりの限度額は2,000円に設定しました。

結果、インプレッションが約3万5千、RT81、いいね266 、ブックマーク数59(8/14現在)で、期待以上の拡散ができたように思います。

当サークルの頒布物の粗利は30-50%くらいなので、粗利ベースで計算すると、平均単価 1000円× 粗利40% =400円(ちなみに間接費用まで入れると利益は殆どありません……)。5000 ÷ 400 = 12.5 なので、「Twitter広告を見て買った」というのが13冊以上だと、ざっくり言って広告を出した甲斐があったということになります。残念ながら「Twitter広告を見て買った」かどうかは判別できないわけですが、全体の売上数と「いいね」「ブックマーク」の数から見て、この目標は優にクリアできたのではないかと思っています。

「フォロワー数は少ないんだけど Tweet さえ見てくれれば買ってくれる自信がある」というサークルにとっては、(今はまだ)とてもいい宣伝手段なのではないかと思います。あ、注意点としては、 Twitter Blue を契約していないと広告を出せません。最低月額1000円くらいかかるので、その費用も合わせるともう3冊くらい売れないと割に合いませんね。

コミケ向けに Twitter 広告利用

一般 kilica 2023/8/10

最近、Twitterの表示数やリツイートが全然伸びなくて(元々雑魚アカウントだけど)、コミケのお品書きなどを出してもちっとも見てもらえてないっぽいので、久々に Twitter 広告を出してみました。

御存知の通り最近ツイッタはポンコツになってきているので少々心配でしたが、それほど変わってないっぽかったです。一番大きな違いは、Twitter Blue を契約してないと広告出せなくなっている点でしょうか。だいたい月額1000円くらいです。

今回は予算を5000円にして広告を出してみました。粗利が1冊400円と仮定すると、「広告を見て買った」という人が13人以上増えればまあ「出してよかった」と言えるかなと思います。間接費用も含めるともう少し利益は下がるので、20冊以上増えると良いですねえ。

少額から広告を出せるので「ちっとも見てもらえない」という人は使ってみても良いんじゃないでしょうか。ちなみに現時点で14RT、48いいね、表示数10000くらいです。

2022年の振り返りと2023年の展望

一般 kilica 2023/1/2

本年もよろしくおねがいします。

2022年

2022年は、プロジェクトの中心エンジニアがコロナで1週間離脱に加え妻が大腿骨骨折という波乱で幕を開け、春以降中盤は赤松健さんの参議院比例代表選挙の応援、後半は落ち着いてゆっくりできたという一年でした。

TRPG

D&D5e のキャンペーンがついに完結。最終的にはソーサラー13レベルまで到達しました。次回からはリアル中2マスターが頑張ってくれるそうです。

あとはFar Roads to Lord の私家版を制作。

Kickstarter で投資した Dungeon Alchemist を少し使ってみました。内装にちょっと凝った建物のマップを手間を掛けずに作るのにとても便利です。AI がよろしく作ってくれます。来年は、Menyr もリリースされる予定だと思うのでとても楽しみです。

コミケ・同人活動

第99回はお休みしましたが、第100回の夏コミ、101回の冬コミは参加してきました。多分サークル側は売上半減で寂しい感じなんじゃないかと思いますが、参加する側としては快適でした。単純に参加者半減なので空いていましたし、チケット制もいいと思います。あとは3日開催にして、入場時間を元に戻して、午後からの参加者は無料にするとかでしょうか。

また次回夏コミでは1日の入場者数を12万人(101回は9万人)に増やすとのことで、徐々にですが戻ってきていますね。

買い物

2022年は散財しました。一番大きな買い物としては車(中古のシエンタ)。ついで MacBook Air、ディスプレイ、Anker のモバイルバッテリ、手帳(YeeATZ)、コーヒーメーカ(Panasonic, 買い替え)、眼鏡、スマホケース(Pitaka MagEZ)、スニーカ。どれも買ってよかったと思います。

M2 MacBook Air はバッテリの持ちがとても良くなっています。CPU も効率的で、今までは iMac をメインにして外出するときに MacBook Air を持ち歩いていましたが、今は M2 MacBook Air をメインでも外出でも使うようになっています。Intel の MacBook Air だと 27' ディスプレイに繋ぐとちょっともたついたりファンが回ったりするのですが、M2 だとそういうこともありません(そもそもファンないし)。

車は20年ぶりの購入で、ボタンがたくさんついてて最初は戸惑いました。全周カメラが付いていてバック時などに上から見れるので、ぶつからないことを確認できて便利でした。

眼鏡は、最近視力がガタ落ちで買い換えざるを得なくなりました。年末に注文してまだ出来上がってないので、冬コミは辛い場面がありました。サークルを効率よく回ろうとすると、離れた場所から何の同人誌かを一瞬で見分ける能力が必要なんですが、視力が落ちると近寄って見ないといけないことも。

旅行

年の前半は妻が骨折していたのでほとんど出掛けていませんが、後半は中津川(苗木城跡)・下呂温泉と、毎年恒例になりつつある香嵐渓サイクリングに行ってきました。

選挙

2022年7月の参議院選挙に立候補した赤松健さんの応援をしてました。なんか、成り行きで結構がっつり関わることに。山田さんのときと同じく、赤松さんの実績や政策の図解資料を作るとともに、一部、選挙戦略や作戦の立案などもやってました。何故?

紆余曲折ありましたが、最終的には528,053万票を獲得してトップ当選。自動車労連、電機労連、医師会、郵便局など、名だたる組織票をぶっちぎってのトップ当選ですので、凄いことです。先輩である山田太郎議員の54万票は抜かさないようにしつつ、山田さんが成し得なかったトップ当選は実現するという、なんとも絶妙な得票数でした。

本・映画など

小説では『三体』シリーズを読みました。いやー騒がれるわけです。それ以外では笠井潔の『煉獄の時』も読もうと思ったのですが、前作の『吸血鬼と精神分析』を読み直したところで年が明けてしまいました。持ち越し。

映画は『THE FIRST SLAM DUNK』を観ました。いや、良かったですね。前評判が2つに分かれてましたが、良かったです。アニメーション自体は凄いの一言ですし、演出も完璧。そしてストーリィはあの山王戦です。

ソフトウェア・サービス・開発

新しく使い始めたソフトなどはあまりありませんが、ひとつ、 Miro はがっつり使うようになりました。いわゆるホワイトボード系のサービスですが、テンプレートが豊富で、使い勝手が良く(特に付箋)、欲しくなりそうな機能が不足なく揃っています。これに関連して、 『ビジネスモデル・ジェネレーション』などを読み返しました。使い方がわかってきました。

プライベートなタスク管理が Todoist などではあまりうまく行かず、かと言って他に良いサービスも見当たらないので、 Google Spreadsheet を使って管理することにしてみました。まだ1ヶ月ほどですが、悪くないように思います。

あとは、Stable Diffusion や Midjourney のような画像生成系の AI、ChatGPT(GPT3.5) のような文章生成系の AI など、ジェネラティブAI の進歩は目を瞠るものがありました。いつかは来るだろう、でも2030年くらい?と思っていたのですが、めちゃくちゃ早かった。

投資

今年は散々な一年でした。……と年末頃までずっと思っていたのですが、円安のおかげで円ベースでは増えてました。

2023年

  • 今年は、同人活動を再開します。夏コミにサークル参加予定です。今までのシナリオの作り方をまとめた本を出したいと思います。
  • 機会があればせっかく作ったので私家版ファーローズも遊んでみたいと思います。
  • Stable Diffusion などジェネラティブ AI を触ってみたいと思います。
  • プライベートなタスク管理の仕組みを作ってみたので、習慣化したいと思います。
  • 旅行やサイクリングの機会は増やしたいと思います。できれば海外も。
  • 3年後の山田太郎議員の選挙を睨んでぼちぼち準備。
  • 本当は仕事はそろそろ引退したいけど、もうしばらく働くことになりそう。
  • 本。積ん読がめっちゃ溜まってる。
    • 『煉獄の時』
    • 『オメガ城の惨劇』
    • 『大聖堂』シリーズ
    • 『因果推論の科学』
    • 他多数
  • 買い物(まだ未定です)
    • iPad mini(次のやつ。買うかどうか分からない)
    • 椅子(去年は Cofo Chair とか検討したけど思いとどまった)

 

コミックマーケット 100(2022年夏コミ)

一般 kilica 2022/8/15

コミックマーケット100に参加してきました。新型コロナが流行して以降、初めてのコミケ参加です。この間、多くの関係者が努力と忍耐を重ねてきたことに頭が下がります。一参加者にできることはわずかですが、少しでも支えていけたらと思います。

さて新型コロナ下でまだまだ制限の多い開催ではありますが、個人的にはいままでのコミケと同じ感覚で参加することができました。

2日間開催で参加サークル数も減り、参加者も3日間で50万人を超えていたのが20万人弱と 1/3 近くに減ってはいますが、TRPGサークル数はそこまで見劣りしない規模でした。

もちろん違うところもあります。

一番大きいのは、一般参加チケットは有料事前予約制になり、しかも抽選。1日だけ当選してたら参加するかどうか迷いますね……。サークルは売上が減ってしまいますし、早くこの制限が解ける日が来ることを祈っています。

一方で、人が少ないので会場内での移動は楽でした。また、行きと帰りの電車も空いていて座ることもでき、快適でした。

また、チケットは午前中だけでも7種類に分かれており、種類ごとに会場到着時の受付時間と入場時刻が決まってきます。僕は申込みが遅かったせいでF(受付9:30)とG(受付10:00)のチケットになりました。実際の入場時刻は開場45分後、60分後で、まあそこまで悪くないかなと思います。大手に並ぶ方にとっては厳しいと思いますが。個人的には、有料チケット制はずっと続けても良いんじゃないかなと思います。

コミケサークルチェック/CircleMap

一般 kilica 2022/8/11

久しぶりにコミケに参加する予定で、サークルチェックをしてます。

今回、コミケカタログがウェブ版と冊子版しかなく、げげげ、これ使いづらい、どうしよう、となりました。ウェブ版も、決して使い勝手が悪いわけではないのですが、なにぶん常識の範疇を遥かに超えた大量のサークルがあってこれらを効率的にチェックしていかなければなりませんので、いくらUIを工夫しても限界があります。

としばらくして思い出したのが、 CircleMap というアプリです。そうそう!コロナ前はこれを使っていたんでした。iPad のみですが、公式のROM版を上回る使い勝手の神アプリです。

なのですが、久々に起動したのでログイン認証を求められ、そこでうろ覚えですがコミケ公式サイトと紐付いていないアカウントでログインを試みてしまったのでした。結果、何度画面を開いても即、認証エラー画面が返ってくるだけで、別のアカウントで試すこともログアウトすることもできなくなってしまいました。

一旦、アプリを削除して再インストールしてもだめです。作者にも問い合わせてみたのですが応答なし。そりゃそうですね、こんなアプリを作る方ですから、この時期に応答を期待するほうが愚か。

しばらく手詰まりだったのですが、よーく認証エラーになってる画面を観察してみると、 auth1.circle.ms というドメイン名と、ブラウザっぽい表示だったので、あーそうか、と Safari のキャッシュをクリアしたところ、無事、認証画面が表示されました。

 

『古オタクの恋わずらい(1)』(ニコ・ニコルソン)

一般 kilica 2022/1/15

"これは 私が「オタク」という呪いを解くまでの物語"

『げんしけん 高校編』みたいな漫画! 『げんしけん』に負けず劣らずグサグサっときます。すごい。びびびっときて買ってみましたが、正解でした!

しかも舞台は90年代。やばいですね。そして消費税は3%。100円のプリンが103円。

RtoL: マジックイメージのカードも作ってみる

TRPG kilica 2021/11/26

私家版 Roads to Lord、マジックイメージのカードも作ってみました。まだ適当に配置してみただけですが。

イラストは、テイストを揃えるのが大変そうだったので写真を加工して使うことに。素材は StockUnlimited (これは恒久会員で使い放題になってる)で探して、良いのが見つからない場合は 123RF で購入。これを、Photoshop を使って

写真を絵画調に!大胆なタッチの油絵風| psgips

で紹介されてる方法で加工してみました。なかなかいい感じでは。

印刷通販@グラフィック さんあたりで10部ずつ印刷すると30,000円くらい。うむむ。自分でチョキチョキ切ればずっと安く上がるんだけど、どうしようかな。

ポプルスさんのほうが安いかな? 50セットもいらないけど ^ ^;;  カードセットオンデマンド | 株式会社ポプルス

 

私家版 Far Roads to Lord に挑戦

TRPG kilica 2021/11/23

暇を見つけてちまちまと、私家版の Far Roads to Lord を作ってます。好き勝手に(笑) 楽しい。

ずっと D&D を遊んでたので、戦闘のルールを作るとどうもタクティカルで表現豊かだけど複雑な方向に進みがちで、何度も見直してます。F-Roads には距離の概念があまりないんだけど、これを入れると色々タクティカルな方向に進んじゃう鍵なんだよね。

オリジナルはダイス目次第でキャラクタの強さに大きな差ができて、それが味でもあったのですが、今風に、それほど差の出ないようにバランスを調整。

感情ルールは拡張して、性格のようなものを表せるようにしてみました。

InDesign データ流し込みサンプル

TRPG kilica 2020/3/7

むかし使った InDesign に JSON データを流し込むサンプルを置いときます。カタログみたいに決まったフォーマットのブロックが並ぶときに便利だと思います。

サンプルなので、特に InDesign の方はガッツリ変えないといけません。こういったことをやりたいんだけど何をすればいいか分からない、という人の参考になればと思います。あまり親切なドキュメントはつけてませんが・・・。

たぶん、流し込みデータのフォーマットは CSV のほうが需要があるんだとは思いますが JSON です。すみません。修正しようと思ったのですが、Adobe のライセンスが切れてて確認などできないのでこのままで。今年の後半には再契約予定なので、そこで修正するかもしれません。

InDesign データ流し込みサンプル

よろしければこちらも参考に。

氷川 TRPG 研究室 - ブログ : InDesign で自動組版スクリプト

2020年

一般 kilica 2020/1/5

今年の正月は結構充実していたように思います。

  • 冬コミ戦利品確認
  • InDesign スクリプト見直し
  • ランダム表サービスリリース
    • に伴う nginx やらインフラと Laravel の勉強
  • シナリオ作成方法に関する思索
  • 「精霊戦記」の追加実装
  • 部屋の掃除(笑)

正月休み最終日の今日は部屋の整理と、読み終えた同人誌に感謝して処分などしておりました。

2019年と2020年

2019年を振り返って

2019年は同人活動をお休みして、今後の活動基盤を整えるような取り組みをして、まあなかなか期待通りに行かなかったり。今年も継続してやります。

また、2019年夏の参議院選挙では山田太郎候補をかなり力を入れて応援していました。Twitterではうるさかったかもしれません。すみません。

山田太郎議員というのは奇跡のような存在で、「表現の自由」に取り組む意志と、自分の政策を実現する能力の2つを突出したレベルで持ち合わせている稀有な政治家といえます。山田議員が2016年に29万票を叩き出して以来、表現の自由にコミットする政治家が増えてきていますが、それでも山田議員に匹敵する能力を持った議員は現れていませんし、今後数十年現れなかったとしても不思議ではありません。自分としては、ここが勝負とばかりに有り金全部かけたような感じです。

おかげで自分のツイートの一つが 15,000 RT という普段と2桁くらい違う数拡散され、朝日新聞(ウェブ)にも載ったりして、当選の一助にはなったのではないかと思います。
当選後も、早速パワフルに動き回り、わずか半年後の今、表現規制に関する自民党内の要職に就いて睨みを効かせてくれています。

2020年

さて今年ですが、冬コミ(C99)から再びサークル参加しようかな、と考えています。『TRPGシナリオ作成大全10』を出したいと思います。ただいまテーマを募集していますので、「こんな記事を読みたい(書きたい)」というものがありましたらお気軽にご連絡ください(@kilica など)。

他にもやりたいことは色々あるのですが、ここ数年進んでないものばかりなのでぼちぼちやっていこうかと思っています。

2019年冬コミ(C97)

TRPG kilica 2020/1/4

2019年の年末もコミックマーケットに参加してきました。オリンピック会場問題もあって、次の C98 までサークル活動は休止の予定です。

今回は、

  • 12/28(土)南コ40a「蜘蛛型定規作戦委託」様
  • 12/29(日)オ33b ですくせおりぃ様

にて委託させていただきました。『TRPGシナリオ作成大全』Vol.6-9 を置かせていただき、両日で25冊ほどが売れました。

また、売り子として微力ながらお手伝いさせていただきましたが、ですくせおりぃの黒兎よそさんは、ほとんど立ちっぱなしで売り子を続けてまして、すごいなーと思うとともに、自分のサークルでは僕もそんな感じだったかも、と思い直しました。やっぱりサークル参加は面白いので、次の冬はもう一度頑張ってみようかな、と思います。

なんか今回のコミケは面白い、というか終わったあとで「ああ、終わっちゃったな、もう少しこの中にいたかったな」と思うコミケでした。なんでしょうね。

戦利品

今回は「ちょっと買うの、抑えようかな」と思ったのですが、やっぱり買ってしまいました。はっはっは。

自転車関係、しばらくはあまり買ってなかったけど、今回は買いました。『ぴよぴよ貧脚夫婦』シリーズはとても共感して読めて、じわりとくる本でした。

車にはあまり興味がないのですが、見かけると買ってるのが、『それでもはたらかないくるま』のサークルさん。サークル名がよくわからないのですが、たぶん「バターナッツ」。車のイラストと、簡単なコメントが載っているだけといえばだけなんですが、なんか好きなサークルさんです。

イラスト、技術書、その他雑多な同人誌。『ものがたりの家』は今回のヒット。フィクションに登場しそうな建物の断面図のイラストとともにその住人や設備を解説した本です。

町田メガネさんは今回はマルチなどのビジネス勧誘に対する警鐘を鳴らす本。

『たいやき屋さんではたらいてます』はタイトルそのまんま、たいやき屋でのアルバイトの体験漫画。たいやき屋も色々ありますね。面白いし、総集編が出るくらい売れてるんだと思います。

『久々にGMしたいけどやっぱりシナリオが作れないから人を巻き込んだ』は、丹川さんとふじさわさんのペアシナリオメイキング&リプレイ本(ロードス島戦記)。二人でシナリオを作る過程が載ってますし、リプレイには裏話やらマスターの思惑、失敗などがコラムに載ってますので、「シナリオの作り方がわからない」「マスターやってみたいんだけど不安」という人にピッタリの一冊です。

『幻創種の起源』は、コボルドというクリーチャの起源と変遷に迫るにるばさんの論考。丁寧に事実を掘り起こし仮説を提示する、非常に読みごたえのある本です。ここのサークルは超おすすめ。

『邪神三十六景』『邪神浮世草子』はギルマンハウスさんのところ。クトゥルフ神話の邪神や怪物を浮世絵風、妖怪画風に描いたイラスト集。ここの新刊は毎回ぜひ買いたいと思ってて最初の方に行きます。

このあたりはまだあまり読み込んでいませんが、どれもレベル高いのは間違いありません。

T&Tソロアドベンチャーは懐かしい感じというか、パラグラフを読んでてドキドキしてきます。また精細なイラストが素晴らしくて、昔のゲームブックのテイストに似てるんですが、イラスト集とか出たら買いたい。

サークル「氷川TRPG研究室」の活動を振り返って

TRPG kilica 2019/1/3

Twitterなどで告知しましたとおり、当サークル「氷川TRPG研究室」は、コミックマーケット95(2018年冬)を持ちまして、しばらくサークル活動を休止いたします。これまでのご愛顧・ご声援ありがとうございました。

ちなみにここで言うサークル活動の休止というのは、「コミケなどイベントのサークル参加の休止」のことです。
各ショップさまでの委託販売は在庫がある限り継続いたします。また記事を書いたりなんか作ったり、という活動は随時行っていくと思います。

TRPGシナリオ作成大全入手方法

休止の理由としては、開発(プログラミング)など他のことをやりたいためというのが一つで、これはもう Vol.4の頃から書いてきたことですのでようやく、といったところでしょうか。

もう一つは最近寄稿数が減ってきているので夏冬と毎回刊行することが難しくなってきたというのがあります。そこへ来てオリンピックで会場問題が持ち上がっていますので、まあちょうどいい機会かなと休止することとさせていただきました。

さて、折角の機会ですので、当サークルの活動を振り返ってみたいと思います。

刊行物に関するデータ

  • TRPGシナリオ作成の道具箱 (1350)
  • ダンジョンシナリオ作成講座 (1150)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.1 (1800)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.2 (1600)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.3 (800)
  • フォルクロア (40)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.4 (650)
  • しぇいらコレクション (300)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.5 (370)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.6 (1600)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.7 (500)
  • 精霊戦記 (500)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.8 (1000)
  • TRPGシナリオカタログ2017 (300)
  • ダンジョンシナリオ作成講座(新版) (500)
  • TRPGシナリオ作成のがらくた箱 (500)
  • TRPGシナリオ作成大全 Vol.9 (500)

全部で17冊。ずいぶん出ましたね(笑)
一番初めの『TRPGシナリオ作成の道具箱』は2011年夏コミですので、ちょうど8年間活動していたことになります。

( ) 内の数字は印刷部数です。全部で13,500冊弱。売れた分で言うと、大雑把な数字ですが11,000冊くらい? 10,000冊は超えているでしょう。すごいですね。

制作を振り返る

なんでコミケにサークル参加をすることにしたのかは、あまり覚えておりません。いっちょ出してみるか、くらいの感じだったように思います。
初期の『TRPGシナリオ作成の道具箱』『ダンジョンシナリオ作成講座』は、どちらもその10年くらい前にウェブサイトで発表していたものを書き直したものです。ですので、最初の頃はネタに困ることはありませんでした。

同人活動の苦労と言うと「締切」が話題になりますが、僕に関して言えば昔からコツコツやるタイプで、締切にもそれほど困ったことはありません。入稿前でも睡眠時間もほとんど変わりません(最初の頃は入稿手続きに手間取って深夜まで作業したりしましたが)。そのかわり、年間を通じて一定の時間を使いつづけるため、他の活動があまりできなくなってしまいます。また入校前に集中して一気に仕上げるということもできませんので、一定の遅れが発生すると挽回が難しくなります。

ツール・印刷所

製本のためのツールとしては、同人活動を始める前から何故か Adobe の Collection は持っていたのですが、InDesign をまともに使うのは初めてでした。とはいえ単純な紙面なので、使い方にそれほど困ることはありませんでした。慣れてきたら InDesign のスクリプトを使って markdown や json からの自動組版にもチャレンジしてみました。

最初の頃は原稿をプリントアウトしてチェックし赤を入れていましたが、途中からタブレット(iPad, GoodNotes)を使うようになりました。紙とトナーも無駄になりませんし、とてもはかどります。

印刷所はどうやって選べばいいのかよくわからず、「どどんとふ」の本の奥付にあったポプルスさんにお願いしました。以後、メインのシリーズではそのままポプルスさんを使い続けています。
ちょっと変わった表紙(精霊戦記やダンジョンの第2版)を使いたくなったときは、グラフィックさんを使っています。こちらは入稿のIT化がびっくりするくらい進められています。Illustrator の原稿などをアップロードすると、その場で簡易なチェックまで自動でしてくれます。

商品数と在庫

『大全』のVol.3あたりから、商品点数の多さが問題になってきました。スペースに商品が並びません。これについては、既刊は持っていかない(ショップ委託のみにする)という選択肢もあったかもしれません。たくさん並んでいると、それだけで敬遠されてしまうこともあるのかなと思います(反対に遠目にも目立ったかもしれませんが)。
また商品点数が増えると、在庫がそれに比例して増えます。今も在庫部屋に1000冊以上の在庫があって、床面積の半分を占めています。部屋が広くないとできないですね。

反響

直接の反響、感想を寄せてくれる数はそれほど多くありませんでしたが、同人活動の場合はまず頒布数が反響の大きさだろうと考えていますので、とても大きな反響があったと言えます。
当時はまだクトゥルフバブル前だったし、シナリオ作成というニッチなテーマで文字ばっかりの同人誌なんてさほど売れないだろう、と思っていたので、初参加のときの、持っていった『道具箱』100冊があっという間に完売したのには驚きました。「このニッチはいけるぞ」という手応えを感じました。とはいえ、最初の頃は需要がどれくらいあるのかよくわからなかったため、100部ずつちょびちょびと増刷していました。

また感想の数自体は多くありませんが、シナリオ作成にとても役に立った、という声はたくさん頂いていて、作ってよかったなというのは感じます。もともと「一人でも素晴らしい、役に立ったと言ってくれる人がいれば成功だろう」という低い志で始めたので、この反響はありがたい限りです。

実際、

  • 『TRPGシナリオ作成大全』を参考にしながらシナリオの同人誌を作った(というサークルさんがお隣だった)
  • 読み込んでぼろぼろになってしまったので、もう一冊買いに来た

という方までいらっしゃいました。

感想まとめ

今後の展望

冒頭で書いたとおり、在庫がある限りショップさまでの販売は継続いたします。在庫がなくなったら、増刷は今のところ考えていません(前述の在庫問題があるので)。

オリンピック後の復帰については、未定です。参加のペースを落として冬のみ参加、などになるかもしれません。
寄稿がたくさん集まれば復帰しますので、皆様ぜひ、ご寄稿ください(あるいは皆様の周りのマスターをそそのかしてください(笑))。
既刊で比較的手薄だったトピックとしては、

  • NPC
  • キャンペーン
  • サイコロ・フィクション(シノビガミなど)
  • F.E.A.R./シーン制
  • マスターリングとシナリオ/アドリブ

あたりが挙げられるかと思います。特にこれらに限ったわけではありませんが、このあたりが得意な方がいらっしゃいましたらぜひ、ご寄稿ください。

あるいは『道具箱』のバージョンアップ版というか、『道具箱』以降に進めた考察を取り入れたシナリオ作成講座を出してみたいなという気もします。

どのような形になるか分かりませんが、復帰した際にはまたよろしくおねがいします。

コミックマーケット94および今後

TRPG kilica 2018/7/28

この夏のコミケ94もサークル参加します。

1日目8/10(金)東ハ60a「氷川TRPG研究室」

です。よろしくおねがいします。

新刊は、『TRPGシナリオ作成のがらくた箱』(A5 48ページ 500円)という、氷川個人のシナリオ作成に関するエッセイなどです。グダグダな感じの記事になるかなーと思ったのですが、意外と、まともな記事が多かった(と、個人的には思います)。

  • なんでシナリオの作り方なんて考えてるの?
  • 箱庭シナリオ
  • 「ドラマチック」なシナリオ
  • 伏線
  • ライブラリとフレームワーク
  • シナリオの戦略性と展開の多様性

全体的には、「箱庭シナリオ」を取り上げています。

既刊は、在庫切れの『TRPGシナリオ作成大全』 3, 4, 5 以外を持っていきますが、少部数しかない巻もありますのでほしい方はお早めに。

さて今後ですが、つぎの冬コミで一旦コミケサークル参加を停止しようかと思います。来年夏以降はオリンピックの影響が本格的に出てきて会場がめちゃくちゃになりそうですし、いい機会かなーと。オリンピック終了後は未定です。なお今回延期しました『TRPGシナリオ作成大全9』は、冬コミには必ず出したいと思います。また、強い意志を持ってやめる!とかいうわけではないので、なんか面白いことを思いついて「やっぱり本出す!」となるかもしれません。

ショップへの委託は在庫が切れるまで継続します。在庫が切れた巻については、ダウンロード販売するか、総集編のような形で出します。

マインドマップツール Coggle

一般 kilica 2018/1/28

Coggle

マインドマップは、頭の中のとっちらかった要素を洗い出して整理するのに適したツールです。構造的には階層型のリストと一緒ですが、一覧しやすいのと、ウネウネとした線が楽しげです。

しかし、意外と手頃なツールがありません。うねうねした線を描けるようにするにはいささか開発費が掛かりそうなため、たいていは月額費用を結構取られます。あるいは、無料のツールは面白みのない線しか引けなかったりします。頻繁に使うツールならいいのですが、個人的にはマインドマップは年数枚描くくらいなので、それに毎年1万円はちょっと高い。

今まで easystep というサービスを利用していてなかなか良いマインドマップを描けたのですが、ずーっと機能アップなど無くていつ閉鎖されるか、という感じだったのがとうとうサーバエラーを表示するように。そこで代わりとなるサービスを探したところ、Coggle というオンラインのマインドマップツールが見つかりました。

これが操作性良く、きれいなマインドマップが描けて、日本語対応もしててと素晴らしいサービスです。しかも公開のマインドマップを描いている分には無料です。

というわけで、さっそく「シナリオの失敗ケース」についてマインドマップで表してみました。2/16(金)の氷川シナリオ作成ゼミでトピックとして取り上げる予定です!

たかみ弌『机上の総べて』

TRPG kilica 2018/1/26

たかみ弌さんがずっと出していたTRPGまんが「机上の」シリーズの総集編『机上の総べて』がこの冬コミで出ました!

コミケのブースでこの本が並んでいるのを見て、「こいつは売れるぜっ」と直感したのですが、やはり売れ行き良かったようです。今までのは30ページくらいの薄めでサイズもA5と小ぶりだったのですが、今回はサイズはそのまま、ページ数は200ページと「読み応えバッチリ」な感じの本になっていて、なんというか、見た目から買いたくなる本なのです。

「机上の」シリーズは、TRPGを題材にした漫画の中でも、「遊ぶ人」に焦点を合わせた作品です。TRPGを遊んでいると色々なことがあります。楽しいこと、困ったこと、迷ったこと、あとで後悔したこと……この漫画では、そうしたTRPGを遊ぶ人が遭遇する様々な感情の動きを逃さず捉えて見せてくれます。この漫画で取り上げられるエピソードの多くはほんの些細なことです。たぶん、多くの人は見落としたり、すぐに心の奥にしまって忘れてしまうような、些細な出来事。それを淡々と、しかししっかりと拾い上げて描いています。だから、懐かしい、考えさせられる、リアリティがある、等身大といった感想につながるんじゃないでしょうか。読者自身が忘れてしまっていた自分のエピソードを思い出して。これってなかなかすごいことですよね。

さて作者のたかみ弌さんとは何かと縁がありまして、まず割と近所です。自転車で行ける距離。『机上の空ごと』では、僕の同人誌を取り上げていただきました(びっくりした)。一方、僕の募集したクラウドソーシングのイラストに応募してくれました(その頃はたぶんお互い知らなかったと思います)。それから『机上の段らく』(総集編未収録。杉本ヨハネさんのT&Tソロアドベンチャ+たかみさんのイラスト&漫画)では、何故か僕がDTPを担当しました(たかみさんは文字中心の同人誌を出したことがなかったので依頼されたんだと思います)。DTPは素人なので、まさかその依頼が来るとは思わなかった(笑)

そしてこの前の夏コミでは、『TRPGシナリオ作成大全 Vol.8』の表紙やオープニング漫画をお願いしました。もうあのお値段では描いてもらえないかも(笑) たかみさんの漫画の素晴らしいところはいくつもあるのですが、このとき依頼するにあたっては特に「面白い構図のイラストを描ける」「物語を作るのが上手い」「コマで間を取るのが上手い」というのを高く評価して依頼させていただきました。結果はもう最高です。僕の適当な指示をこの上なく汲み取って素晴らしい表紙とオープニング漫画に仕上げてくれました。うーん、いま見直しても魔法のようだ(笑)。つまり「勘所を掴み」「物語として組み立て」「様々な構図と間を駆使して的確に表現する」という能力を兼ね備えている方なんですよね。オリジナルのボードゲームとか作ってる人は、解説漫画なんか依頼すると素晴らしいものを描いてくれるかもしれません。

CSS組版オンラインエディタ Viola を使ってみる

TRPG kilica 2018/1/14

InDesign で同人誌を作っていると時々、「あー markdown で記述して .css でスタイルできないかな〜」とか思ったりするのですが、markdown で書いた原稿を InDesign に流し込もうとしたのが以前の記事「InDesign 自動組版スクリプト」でしたが、今回試してみるのが Viola という markdown (html) と css を使った組版用のオンラインエディタです。

Viola

CSS組版に対応したオンラインエディタViolaとviola-savepdfのご紹介 - はるさめスープ

オンラインエディタですので、ブラウザでアクセスするだけで使えます。Adobe の Brackets (というエディタ)をベースにしているそうです。ブラウザは、たぶん印刷機能の関係で Google Chrome が推奨されています。

というわけで、さっそくですが使ってみました。幸い、先の記事のように僕のTRPGシステム『精霊戦記』はもともと markdown で書いていますので、なんとコピペするだけで試せます(笑)。ちなみに、マニュアルっぽいものが見当たらないため、手探りで使ってみています。基本的なところから間違ってるかもしれませんのであしからず。

さて、『精霊戦記』の markdown の一部をコピペして、 Viola の印刷メニューで試してみた結果がこちら

おお、なんと……単に html を印刷しただけに見えますね(笑)。読み込んでいるスタイルシートを確認すると、どうもこのスタイルシート(https://editor.viola.pub/thirdparty/github-markdown.css)では印刷組版用のスタイル指定はされていないように見えます。そこで、デフォルトで用意されている main.css を追加で読み込むようにして印刷した結果がこちら

やりました! えー、一見変わってないように見えますが、2ページめと3ページ目の境目を見比べてみてください。最初の結果は、2ページめの最後に「精霊力」という見出しが来て、その本文は3ページ目になってしまってます。一方、main.css を読み込むと、「精霊力」という見出しが3ページ目の頭に表示され、見出しと本文がまとまってます。ちょっと組版っぽくなっています。

Before

After

段組みなどもやってみたいところですが、僕の css 力では難しそうなので、解説書を買って読んでみようかなと思います。取り敢えず今回はこんなところで。

2018年やりたいこと

一般 kilica 2018/1/3

2018年にやりたいことです。たくさん挙げていますので、実際に出来るのはこの一部になるんじゃないかと思いますが ^ ^;;

興味のあるプロジェクトがありましたら、ご連絡下さい

TRPG

TRPGシナリオ作成大全 9

冬コミで出せなかった『TRPGシナリオ作成大全 9』を出したいと思います。それには原稿を集めなければならないわけですが……

定例ミーティング

毎月、第三金曜日の夜に開催しようかと思います。シナリオの作り方に興味のある方、シナリオの作り方で困っている方などが Discord で集まって雑談するような内容です。

雑談の中から記事につなげていけたらいいなと思います。

シナリオ作成質問箱

皆さんがどんなことに困っているか?というのが分かると、それを記事にしやすいので、掲示板みたいなのを設置しようかなと思ってます。

Twitterはとても手軽なツールなのですが、短文なのでどうしても舌足らずになってしまい、質問の意図がよく分からなかったり的確な回答が出せなかったりするんですよね。いただいた質問をストックしづらいし。

シナリオコンテスト

シナリオコンテストみたいなのを主催しても面白いかなと。『大全7』のように、「どんな点を工夫したか?」「なぜこのシーンを入れたのか?」など、シナリオ作者の「意図」と共に応募してもらえれば、シナリオ作成の参考にしてもらえるんじゃないかと。

TRPG同人シナリオカタログ

冬コミでも出したかったのですが、余裕がなくて十分な数を集めることができず断念しました。夏コミではまた出したいなあ。

アナログゲームショップカタログ(仮)

テーブルトークカフェDaydreamの槙村様から「出しましょうよ〜」と言われてまして、作ってみようかなあと。

最近、TRPG/ボードゲームのショップ、プレイスペース、カフェなどが非常にたくさんできていて、何でも100近くあるとか。それらのガイドブックを作ろう、という試みです。

取り敢えずはポータルサイトからでしょうか。そのあとデータを元に同人誌に、って流れになると思いますが、同人誌はそれなりに見やすいものは作れると思うのですが、華のある紙面は作れないのでどうしようかなあ。

精霊戦記

去年は『大全8』の執筆にかまけて放置しておりました。すみません。

今年は、各種データの充実、シナリオデッキの拡充、それから次の「キャンペーンボード」に絡んだ展開ができたらと思います。

キャンペーンボード(仮)

ある程度汎用的使えるキャンペーン運用用のボードゲームみたいなのを考えています。取り敢えず「キャンペーンボード」と呼んでいます。たぶん、玄兎さんがやられているような内容なんじゃないかと思います。

開発

上記に絡んだサイトの制作。

自転車

特に。あちこち走りたいくらいでしょうか。

レースは鈴鹿エンデューロとママチャリレース、あとは予定が合えば適当に。

C93一般参加

TRPG kilica 2018/1/1

今回も参加してきました、コミックマーケット93。

前日まで仕事だったので、いつもよりちょっと遅く19:30過ぎに名古屋を出発。渋滞もなく、というかかなり空いていて1時過ぎに到着しました。今回はカーナビを新調したので、高速を降りてからもスムースに進めました(夏コミのときは直前になってカーナビが壊れて、iPadでなんとか)。

一日目はサークル参加。今回は東7ホールで、駐車場も臨時駐車場でした。遠い。

二日目は、9:20分ごろ西の橋の手前くらいの列に並んで西館4階の建物の中に入ったのが10:10。普通に買いたいだけなら、徹夜する意味は無いですし、始発で来る必要もないんじゃないでしょうか。十分早い時間に入れます。

三日目は、気合を入れて二日目より1時間早く出発して並びましたが、二日目よりちょっと後ろ。途中、チラホラと雪や霰が降ってきました >_< この日は西に並んで東に行くという戦術を取りましたが、東館に入ったのが10:20すぎくらい。大手に並ぶことも基本的にないので、個人的にはこれで十分すぎるくらい。

全体的に、今年は暖かかったです。寒い年だと並んでる時に iPad で Twitter とか見てると手がかじかんでくるのですが、全然平気な気温でした。

戦利品

えーまだほとんど読めてません。なので、斜め読みだったり、漫画のような読みやすいものくらいなのですが……

FT書房『カエル沼を抜けて』

ファイティングファンタジーっぽいゲームブックを多数出しているFT書房さんの新作。いつも文庫本なのですが今回はB5サイズで150ページ近いボリューム。迫力あります。そしてほとんどのページに挿絵が付いています。どうなってるんでしょうね(笑)。

ein『机上の総べて』

TRPGやボードゲームを遊んでいる風景を描き続けてきたたかみ弌さんの総集編。『TRPGシナリオ作成大全 8』の表紙絵やイラストも書いていただいてます。些細な心の動きを捉えて漫画として構成する卓越した力を持っている方です。

ギルマンハウス『邪神な日々SAN』

クトゥルフのパロディ・ネタイラストを書き溜めた同人誌。タイトルの「SAN」は(たぶん)「3」のことで、つまり三巻目です。よくこんな愚かなネタが次から次へと出てくるなと感心します。毎回楽しみにしている一冊。

side role『ダディーズ&ドーターズ 11』

中学生女子たちがTRPGに挑むまんが。セッションもいよいよ終盤。中盤の罠を潜り抜け順調に進み……と思ったらサイコロの目のせいでGMにさえ先の見えない状況に急降下、そしてGMとプレイヤたちはとてもありがちな閉塞状態に突っ込みます。ううっ。次号でついに完結だそうです。

龍屋『カントリーハウスクトゥルフ』

19世紀末のカントリーハウスの解説、みたいな本ですが、単なる概説や知識の披露にとどまらず、TRPGのシナリオに登場するカントリーハウスを取り上げたり、カントリーハウスをシナリオに登場させるときの設計方法にまで踏み込んで解説しているところがこの本の素晴らしいところです。カントリーハウスを舞台にしたシナリオもついてます。

こずこみゅ『こずみっちょの宇宙一やさしい クトゥルフ神話TRPG GMの教科書』

クトゥルフのシナリオの作り方を解説した本です。会話形式にして読みやすいよう工夫されています。ちょろっと読んだだけですが、作り方自体もかなり広い範囲をカバーしていて具体的なので、実践的で使える内容になっている思います。わりと僕の作り方に似てるかも。あとでもうちょっとしっかり読む。

Nippak『冒険の科学 4』

特集は「造幣と経済 古代編」だそうで、いきなり「コインを作ってみた」というマニアックでヒジョーに楽しげな記事から始まります。なんでも鉄鋼業に携わってる友人の工場を借りて作業している写真がたくさん載ってます。それ以外にも、旅、畜産、ラテン語、オリーブなどのトピックについて、経済の観点から解説した記事が載ってます。

真不憫『初心者GM教室』

アバター付きのチャット風の紙面で読みやすいのですが、横に長く吹き出しの形状がいまいちなので、これなら吹き出しにせず角丸の四角のほうがより読みやすくなるかも。内容的には、ときにセンシティブな話題もあるのですが複数人で意見を出し合っているようであちこちに偏って全体的にはバランスが取れている……のかな。

STUDIO POO『けものフレンズライフデザイン解説読本』

いろいろとすごい本。まず、170ページで500円という衝撃的な値段です。買うか若干迷ったのですが、値段を聞いて買うことに。で、装丁も、中のレイアウトも、明らかにプロの仕事なのでてっきり「デザイン」の本かと思ったのですが(となりも同人誌デザインのサークルだったし)、「ライフデザイン」の本でした(笑)。けもふれのキャラをもとに考察した人生訓みたいな。「あー」と思ったのですが、よくよく考えてみるとけもふれをもとにそんな人生訓みたいなのを170ページに渡って考え出すのが凄い。ネタで10程度は浮かぶかもしれませんが、なんとその数61。頑張って考えればひょっとして出せないこともない数かもしれませんが、普通そんなに続かねー。途中で絶対飽きます。しかも単に61の教訓を出しました、ってだけでなく、それぞれ見開き2ページに渡って解説してるんです。

ソグディアナの月『中央アジア・シルクロード 古代の遺跡を訪ねて』

古代の遺跡、ぱっと見の印象は発掘現場の写真集という感じを受けました。写真の同人誌って写真は良くてもレイアウトが単調で退屈なものが多いのですが、この本は写真の選択とレイアウトが上手いのか、そういった印象を抱かせません。

幽玄一人旅団『Distant Worlds』2, 3

いやもうこの本は写真、その素材の力が圧倒的で。特に3巻のインド・アーメダバード編は、古代遺跡を描きたいなら必見。