AIにランダム表を作らせる、『医龍』、タスク管理

一般 kilica 2022/12/11

AI ランダム表

いま話題の ChatGPT にTRPGのランダム表を作らせてみたら、見事に作ってくれました。「ランダム表作って」で通じたところがすごいなと思います。

『医龍』

久々に「ちょっとあの場面を読み返してみよう」と読んだら結局全部読み直してしまいました。天才外科医 朝田を(いちおう)主人公にした漫画で、前半はバチスタ手術を題材にその天才っぷりを描き、後半は大学病院の教授戦という政治の話に軸足を移します。

前半ももちろん面白いんですが、後半のドラマがすごく、三つ巴の勢力が二転、三転、どころではなく5転、6転と目まぐるしく情勢が変わっていき、最後にはすべてが綺麗に収まるところに収まる、という離れ業をやってのけています。

タスク管理

プライベートな Todo の管理がうまく行かない、というかしばらく使っててもそのうち見るのを忘れてしまう。うまく習慣化ができていないということなんだろう。今は Todoist を使っていて使いやすいんだけど、やっぱりしばらくすると見なくなってしまいます。プライベートでは日単位で予定を決めてもずれるに決まっているので週単位くらいで「今週は〇〇と△△をやろう」くらいの粒度がちょうど良さそうだけど、週1だと「予定を立てる・振り返る」ことを忘れてしまいます。どうすると良いか、ちょっと考えてみようかな。

週単位で管理するとなると、Todoist は必ずしもベストじゃない気がするのでじゃあどんなツールが良いかな、と考えると、変則的な管理にも対応できる自由度の高い Notion が候補に上がります。が、どうも Notion は馴染めないんですよね。機能的にはもう、これ以上ない、って機能だし、UIも取り立てて問題があるようには思わないんだけど、なんか性に合わない。なぜなんだろう。

『三体X 観想之宙』

一般 kilica 2022/7/24

『三体』の公認二次創作、『三体X 観想之宙』読了。

賛否両論ある本作ですが、なるほど、そうなりそうだなと思いました。『史記』に対する『キングダム』のように、原作を踏まえつつも楽しみながらのびのびと書いている感じです。原作派の人からすると「好き勝手やりすぎ。認められない」となるのかなおもいます。個人的には、やりすぎだと思うけどこれはこれでいいんじゃないか、面白いし、と感じました。実際「ちょっと読もうかな」と読み始めたのですが一気に読んでしまいました。

本書は三部+終章からなり、第一部は雲天明が原作でほとんど謎のままだった三体文明について語るという内容。なんとなくですが、原作についてあれこれ議論する掲示板で出された原作のツッコミどころについて「それはこういう理由があったんだ」と筆者の解釈を書いてみせたような作りに見えます。「自分ならこう解釈する」という異論は出るかもしれませんが、第一部に関してはそこまで反発は少ないのではないかと思います(最後の方はちょっと怪しいですが)。

一方、第二部以降は、ぶっ飛んでます。『ファイブスターストーリーズ XVI』みたいにスペースファンタジーなノリになってます。ここは好き嫌い分かれそう。

さて『三体』では古典を始めとした引用が所々でされており、日本の作品も時々出てきます。が、原作では『銀河英雄伝説』、本書ではハルヒとポップカルチャが中心で、そして智子のモデルは……。時々記事を目にはしてたんですが、広まってるんですね。

著者 : 宝樹
早川書房
発売日 : 2022-07-06

『スタンドUPスタート 7』

一般 kilica 2022/6/19

起業をテーマにした漫画の7巻め。「果たして受け入れられるか?」という心配と、ネタが尽きて失速しないかな、という心配がありましたが今のところクリアしてます。

今回は「漫画のアシスタント」というまたちょっとマイナなスタートアップに挑戦してます。赤松健先生の運営する「GANMO」をモデルにしたサービス「TSUKUNE」も登場します。

後半は、いよいよ物語が終盤かな?と思わせるエピソードに。個人的にはまだまだ読みたい漫画なのですが。

まんが新刊色々

一般 kilica 2022/3/27

ちょっと見ない間にたくさん出てました。

スタンドアップ・スタートアップ 6

スタートアップ(起業、ベンチャー)の漫画。主人公はエンジェル投資家なので、いろいろな企業が登場します。

このテーマはリアルすぎると面白くなくなるし、フィクションに寄せるとすぐに嘘っぽくなるのでなかなかバランスが難しいと思うのですが、本作はその絶妙なところを見事に突けているんじゃないでしょうか。

最果てのパラディン 9

安定して面白い。物語も、作画も、キャラクタも、一級品ですね。

しょせん他人事ですから 2

ネットを専門とする弁護士の漫画。2件めの依頼も、誹謗中傷に対する開示請求。今回は売れっ子アイドルが依頼人。

刷ったもんだ 6

印刷所の漫画。だいたい一巡して、一通りの職場は見終わったのかな?

2年目、いよいよ後輩が入ってきて話の展開は面白くなりそう。

『用九商店』(ルアン・グアンミン)

一般 kilica 2022/1/16

台湾の漫画家ルアン・グアンミンの漫画。作画も、話の作り方も、見せ方も、一級の作品だと思います。 

舞台は現代台湾。スマホが普及し田舎にもコンビニが進出している時代、祖父の後を継いで雑貨屋をやることにした主人公とその周りの人々のドラマを描いています。日本ではもう前世紀にほぼなくなってしまったのではないかと思うような雑貨屋ですが、台湾ではまだ残っているのでしょうか。店構えも、扱っている品も、人々との関わりも、懐かしさを感じます。

トゥーヴァージンズ
発売日 : 2022-01-12

『古オタクの恋わずらい(1)』(ニコ・ニコルソン)

一般 kilica 2022/1/15

"これは 私が「オタク」という呪いを解くまでの物語"

『げんしけん 高校編』みたいな漫画! 『げんしけん』に負けず劣らずグサグサっときます。すごい。びびびっときて買ってみましたが、正解でした!

しかも舞台は90年代。やばいですね。そして消費税は3%。100円のプリンが103円。

『三体』読了 他

一般 kilica 2021/9/20

D&D 破滅の迷宮

昨日はD&D。破滅の迷宮へ。Zoom と D&D Beyond を使ったオンラインセッションですが、さすが公式、しっかり作り込まれたツールです。まだ入口付近をウロウロしてますが、かなり長いシナリオみたい。D&Dの公式シナリオってわりとダラダラ続くのが多いですね。

駒ヶ根市誌

先日長野県駒ヶ根市の駒ヶ根リゾートリンクスというホテルに宿泊したのですが、そこの談話室みたいな部屋に『駒ヶ根市誌』という書籍が置いてあって眺めてたのですが面白かったです。駒ヶ根市役所が編纂した市販されていない本のようですが、『自然編』は2巻構成合計1000ページフルカラーという気合の入りようで、ブラタモリで取り上げられるような地学的なトピック、植生、動物などが事細かに解説されていました。

『三体』読了

『三体』、第三部の『死神永生』まで読了しました。第二部の『黒暗森林』は帰宅後にちまちま読んでましたが、連休もあって一気に読んでしまいました。

未読でネタバレを嫌う方はここでお帰りください。

『三体』で「これはすごいな」とまず思ったのが、基礎科学(とくに素粒子などの物理学)の研究が発展しなければ科学技術はすぐに限界を迎えて発展しない、というのを明確に描いているところでした。このテーゼが、第一部、第二部を通じた作品の根幹に据えられています。そして、『三体』での敵がそこを突いてくるのは、どんな超兵器をぶつけてくるより驚かされました。ちなみに、第二部、第三部では度肝を抜く超兵器も登場しますので未読の方はお楽しみに。

最後の結末は登場人物的に「あれ、そうなの?」という展開だったのでそこはもう一度読み直してなぜそうしたのか考えてみたいです。

『三体』、三体問題

一般 kilica 2021/7/18

今更ながら『三体』を読み始めました。緊張感に満ちた文化大革命の悲劇の場面から始まり、あっという間に物語に引きずり込まれます。いま第1部の半分くらいですが、なんかトンデモな展開になってる気がして、え、これ大丈夫なのかな。ところで文化大革命について(否定的に)触れるのは中国ではOKなのかな。天安門はNGみたいですが。

本作品の題名にもなっている『三体』は三体問題を指します(この先ダブルミーニングが出てくるかもしれませんが)。英語タイトルは The Three-Body Problem でそのまま「三体問題」。本書を読むにあたっては、概要を知っておいたほうがいい、のかな? そんなにマイナなトピックでもないので読者が知らないことを前提には書いてないと思います。

三体

三体問題をTRPGに使う

最近、TRPGにおけるランダマイザ(サイコロとか)の役割がTwitterで話題になりましたが、個人的によく着目するのは、サイコロなどの判定によって(成功するか失敗するか、どんな結果になるか)先の展開を読めなくするという役割です。TRPGにおいてシナリオがプレイヤたちに隠されているのも、同じような効果を生みます。そして三体問題を持ち込むことで、これまた先の展開を読めなくするのに利用できないこともない……と思います。

先の読めないカオスな展開

Orbis Mundi 2 のサプリメント The Marketplace がすごい

TRPG kilica 2021/1/24

ランダム表

今週はランダム都市生成表を作ってました。来週は都市の人々のランダム表かな。

The Marketplace (Orbis Mundi 2)

先週話題に出した中世ヨーロッパのガイドブック的な Orbis Mundi2 ですが、サプリメントで The Marketplace というのも出てます。中世ヨーロッパの市に関する更に詳細な解説本なんですが、これまた300ページ以上もあります。
そして! 年代ごとの物価表なんて垂涎モノの表がついてます。

"TRPG(CoC):初心者プレイヤーの悩み|紋次郎|note"

私は当初、TRPGとは自らが用意したキャラクターの性格に合わせて、まるで彼らが生きているかのように行動するゲームがだとばかり思っていた。
しかし、数卓やってみたところTRPGとはシナリオ作成者が考えるキャラクターになりきって非日常的な経験をする遊びだったのだ。

こちら、Twitterなどで話題になってたようです。僕も同じ趣向なので、とても良くわかります。でも実際には色々難しい点があって、無策で突っ込むとたぶん大失敗してしまいます。『TRPGシナリオ作成のがらくた箱』で書いたような環境を整備できればすこしは助けになるかな?とこっそり進めています。

『スタンドUPスタート 2』

意外と珍しいスタートアップ(起業)の漫画。
1ケースあたり1−2話の構成なのでこれで起業の仕方が分かるとかノウハウが分かるってものではありませんが、ああ、こんな世界もあるんだな、と興味を持つきっかけになるかなと思います。
絵も話の構成も上手いので、スタートアップに特に関心なくても楽しめます。前の話で出てきた人が次の話にも絡んで活躍するので、物語世界の厚みがどんどん増して面白くなってくるタイプの漫画。
そして各話の登場人物を起業に導く三星太陽が実に魅力的に書かれています。わずかに間違えるだけで胡散臭く説得力を失う難しい役どころですが、『オフィス北極星』のゴー・トキタ、『ブレイズメス1990』に出てくる天城雪彦のように、横に居るだけで何とかなると思わせる謎の安心感を与えてくれる人物です。

『テルマエ・ロマエ』

一般 kilica 2012/5/5

 映画『テルマエ・ロマエ』を観てきました。

GW とはいえ、中日だし上映開始後1週間ほどたってるし、まあ物好きな原作ファンが居るくらいだろうと高をくくっていたのですが、上演1時間半くらい前にチケットを買いに行ったら既に満席でした。「早くつきすぎちゃったなー」と思ってたのですが。

仕方ないのでもう一つ後の時間のチケットを買って、映画前に気分を味わっておくべく近くのスーパー銭湯に。そこで岩盤浴とお風呂で2時間ほど過ごし、再び映画館へ。

自転車で長距離を走り終えた後で、たっぷり風呂に入り、夕食もたっぷり食べて、しかもレイトショウと、途中で寝てしまう条件がバッチリ揃っていましたが、始まると眠気は吹き飛んでしまいました。まず冒頭の古代ローマ市のシーンでぐっときます。

原作は暗記できるくらい読んでるのですが、それでも笑える。演出がいいんでしょう。概ね原作通りですが、ちょっとひねってあってそれが笑えます。

よく詰め込んだなーっていうくらい、エピソードが詰まってるように感じました。後半は設定を変え、半分オリジナルのちょっとまじめなストーリーになってまして、映画的に盛り上げて落ちをつけようとするとこうなるかなーという感じ。

あまり期待しないようにしていったのですが、面白かった。満足。

『テルマエ・ロマエ』映画化

一般 kilica 2011/3/31

なんと『テルマエ・ロマエ』映画化だそうです。

それはそうと、平野耕太が『ROME』のスタッフが関わるとか書いていたので Amazon 行って、『ROME』を調べてみました(見てない作品だったので)。

そしたら評価は満点近く、全22話と圧巻のボリューム、そしてなんと、前編後編合わせて3,000円以下という謎な数字にくらくら来てぽちっとボタンを押しました。

ROME [ローマ] 〈前編〉 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-08-12)
売り上げランキング: 768
ROME [ローマ] 〈後編〉 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-08-12)
売り上げランキング: 663

『アバター』

一般 kilica 2010/1/11
『アバター』見てきました。 しかし、すごいと噂の DOLBY 3D のやつは名古屋周辺では上映していないみたい。くそー。 とはいえ、十分すごかったです。3D だから凄かったのか、2D でも凄いのか、わかりませんが。 特に飛行シーンは圧巻でした。もう一度見たい。しかし、眼鏡がずり落ちてくるし、長いので結構疲れる。ほぼ満席の人混みの中にいたせいもあってか、終わった後、頭が痛くなってきました。 最初のあたりは「ゼンドリックのジャングルってこんな感じかねー」と思いながら鑑賞。そういえばナヴィって、D&D3版以降のエルフに似てますよね。影響を受けているのか、なんとなく作るとああなるのか、どっちだろう。

『テルマエ・ロマエ』

一般 kilica 2009/11/27
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
ヤマザキマリ
エンターブレイン
古代ローマの浴場設計技師ルシウスの物語。と書くと格好よさそうですが、実際13ページ目までは「おお、古代ローマ!」って感じの漫画でなかなか、なのですが、14ページ目で突如、現代日本の銭湯にタイプスリップするという愚かな展開。 戸惑い驚きつつも、新しい浴場設計のアイディアに詰まっていたルシウスは日本の銭湯にヒントを得ます。そうこうしているうちになぜかまたローマに戻って・・・というのが毎話のお決まりの流れになっています。 さて、当然日本人のことなど知らないルシウスが日本人を見てつけた名前が「平たい顔族」。確かに、ローマ人のネーミングっぽい気がする。

『全能思考』

一般 kilica 2009/10/28
全脳思考
全脳思考
posted with amazlet at 09.10.28
神田 昌典
ダイヤモンド社 (2009-06-12)
売り上げランキング: 885
おすすめ度の平均: 4.0
5 すごい賛否両論ですね・・・。
5 この本に共感し、リーダーとして行動した仲間、お会いしましょう。
1 見るべきところもありますよ
1 要約本って印象
5 すぐ役に立った
ここではあまり紹介しませんが、ビジネス関係の本も時々読みます。コンサル、マーケティング、企画あたりが多い。といっても、問題解決のためにどんな知恵を編み出してきたのかを知るのが楽しくて読んでいるところが多く、読んだのが身についているわけではなかったりします(^ ^; 本書もビジネス書で、著者はカリスマ的なマーケッター、コンサルタントの神田昌典氏(といっても、僕は本書で始めて知った)。その氏が、この10年で培ってきたノウハウを400ページ超に渡って説明してくれるのが本書というわけです。 テーマは、需要創造型のビジネスアイディアを生み出すための方法論について。さらりと書きましたが、これって、ビジネス的に説得力のある独創的なひらめきをどう安定的に得るか、ってことなので、とんでもないことです。読む前は、フレームワークがあれこれ解説されている本かなと思っていたので、驚きました。 でもって、さらに驚いたのは、どっかで読んだことあるようなことがあちこちに書かれているのです。内容が古いとか既存のビジネス書の内容の寄せ集めだとかいうんじゃなくてですね、TRPGがらみで手に取った本に書かれているようなことが解説されているんです。 一つ目のキーワードは「物語」です。商品に物語性を持たせて売る、という大塚英志氏の『物語消費論』あたりで触れられていることに近いことも書かれています。ジョゼフ・キャンベルの名前も出てくるくらい。なお、売りたい商品に物語を引っ付ければOK、という安直な内容じゃありませんよ、もちろん。 もう一つは、一部のTRPGで取り入れられているシナリオやキャラクタのランダム生成的な方法論です。『深淵』の運命カードや、ファーローズの生い立ちの決定などがその一例ですが、こういった仕組みの最大のメリットは、自分の思考の囚われず意外な、それでいて深いキャラクタ(ストーリー)が作れる点でしょう。ランダムに決まったいくつかの特徴や出来事を元に、その空隙を生めるように整合性のある設定を想像していくと、型にはまりきらない、深みを感じるキャラクタやストーリーを容易に作ることができます。 そして、それとまさに同じようなメカニズムをビジネスの発想のツールとして使うというのだから驚くと同時にその効果に納得してしまいました(もちろん、神田氏はTRPGなんて知らないと思いますが)。 そんなわけで、なんか妙な感覚で読み終えた本書でした。

『修道女フィデルマの英知』

一般 kilica 2009/7/2
修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)
ピーター・トレメイン
東京創元社
売り上げランキング: 21475
7世紀アイルランドを舞台にしたマニアックな推理小説シリーズの短編集。「聖餐式の毒杯」「ホロフェルネスの幕舎」「旅籠の幽霊」「大王の剣」「大王廟の悲鳴」の5編が収められています。 通勤中に読んでいたんだですが、「あと5ページで読み終わる、ってところで到着」というのを5回繰り返しておりました。 主人公、探偵役は修道女フィデルマ。ただし、王女で高位法官、弁護士でもある完璧超人です。 7世紀アイルランドで、この法律家の地位が非常に高く、敬意を払われている様が描写されていますが、本当かいなーと気にはなります。

『夜は短し歩けよ乙女』

一般 kilica 2009/4/2
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見 登美彦
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 650
おすすめ度の平均: 4.5
5 一流の娯楽小説
5 女の子の趣味が素敵すぎる!
5 京大生の、京大生による、みんなのための古風でポップなファンタジー
5 ただ一言、最高!
4 京都がすきなら
奇特な登場人物たち、珍妙なシチュエーションと展開、ちょっとノスタルジックな感じを醸し出している文体。気づくと、作品世界の雰囲気に浸っています。なむなむ。 初めて読む類の小説なのになんか懐かしいなあと思っていたんですが、『うる星やつら』の世界観に似ているんだと思い当たりました。

『大聖堂 果てしなき世界』

一般 kilica 2009/3/14
大聖堂―果てしなき世界 (上) (ソフトバンク文庫 フ 3-4)
ケン・フォレット
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 539
大聖堂―果てしなき世界 (中) (ソフトバンク文庫 フ 3-5)
ケン・フォレット
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 684
大聖堂―果てしなき世界 (下) (ソフトバンク文庫 フ 3-6)
ケン・フォレット
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 727
『大聖堂』から18年(だそうです)、出るとは思っていなかったのですが、続編、日本語訳がついに出ました。 主な舞台は前作と同じキングスブリッジですが、登場人物はすべて変わっています。時代が14世紀、前作から200年ほど経っているので当たり前ですが。ただ、前作の登場人物の子孫がぞろぞろと出てきているようです。 読むのがたのしみです。
大聖堂 (上) (SB文庫)
大聖堂 (上) (SB文庫)
posted with amazlet at 09.03.14
ケン・フォレット
ソフトバンク クリエイティブ
売り上げランキング: 1959
おすすめ度の平均: 5.0
5 傑作
5 中世ヨーロッパが舞台の大抒情詩です!
5 それぞれの大聖堂
5 これは映画になる
5 大聖堂建設のドラマが目に浮かぶようです

『黒のトイフェル』

一般 kilica 2009/2/13
黒のトイフェル 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-4)
フランク シェッツィング
早川書房
売り上げランキング: 25479
黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)
フランク・シェッツィング
早川書房
売り上げランキング: 25022
13世紀ドイツ ケルンを舞台にした陰謀劇を描いた作品で、著者は『深海のYrr』のフランク=シェッツィング。 まだ6割くらい読んだところなんだけど、やや展開がたるいのと、登場人物にあまり魅力が感じられないので、まあ読んでもいいんじゃない、くらいの評価。

『サイエンス・インポッシブル』

一般 kilica 2008/12/25
サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か
ミチオ カク
日本放送出版協会
売り上げランキング: 11383
おすすめ度の平均: 4.5
4 SFネタは現実化するのか?
5 「物理法則には逆らえません、船長」 〜 スター・トレックより
5 あと1000年寿命が欲しくなる
まだ全部読んでないけど。 SF小説に出てくるようなオーバテクノロジーは理論的に可能なのか、可能ならいつ実現するのか、という問いに答えてくれる一冊です。著者は超ひも理論の権威だそうな。 なんともどきどきわくわくなテーマです。
  • フォースフィールド
  • 不可視化
  • フェイザーとデススター
  • テレポーテーション
  • テレパシー
  • 念力
  • ロボット
  • 地球外生命とUFO
  • スターシップ
  • 反物質と反宇宙
  • 光より速く
  • タイムトラベル
  • 平行宇宙
  • 永久機関
  • 予知能力
まだ実現していない技術について語るという性質上、仕方ないのですが、もう一歩踏み込んだ解説が欲しかったかな。とはいえ面白いです。

近況 2008.12.14

一般 kilica 2008/12/14
とうとう D&D4版(日本語版)が発売になりました(先週だけど)。 というわけで、さっそく買ってきました。
狼と香辛料ノ全テ
狼と香辛料ノ全テ
posted with amazlet at 08.12.14

アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 1675
おすすめ度の平均: 4.0
4 漫画・アニメ・文庫版がごちゃまぜの狼と香辛料ノスベテ
・・・違った、こちらです。D&Dの棚の裏においてあるんだもん。
ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版) (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)
ロブ ハインソー アンディ コリンズ ジェームズ ワイアット
ホビージャパン
売り上げランキング: 6916
おすすめ度の平均: 5.0
5 ダンジョンズ&ドラゴンズ4版の基本ルール1冊目
さて、2008年発売の TRPG 投票ですが、今のところピーカーブーがトップです。ブログの評判を見ていても軒並み高評価でしたし、このままトップの可能性も高いと見ています。 投票締め切りは12月末です。今年発売の中でお気に入りのシステムがありましたら、応援の意味でもぜひご投票ください。 そんな TRPG Search ですが、現在デザインリニューアル準備中です。現在、新テーマをせっせと移植しています。この作業がなかなか楽しいのですが、そのうち飽きて面倒になってくるんだよな・・・。 目標は正月明けくらいに設定していますのでお楽しみに。