氷川 TRPG 研究室 / trpgtoolbox
dungeon/02/goal
_ ダンジョンに入る目的を設定する
ダンジョンの構成要素の一つにわかりやすく「宝物」を挙げましたが、実はこれは「シナリオの目的」と言い換えることができます。この場合、キャラクタたちは宝物を手に入れるためにダンジョンに入るのです。
しかし、ダンジョンに入る目的は必ずしも宝物でなくても構いません。盗まれた形見を手に入れるでも、貴族の館から裏切りの証拠となる手紙をとってくることでも、さらわれたお姫様を救い出すことでも構いません。
あるいは、宝物に相当するものはなく、ダンジョン内の敵を殲滅する、邪悪な魔術師を倒す、防御施設を破壊する、備蓄されている兵糧を焼き払う、といった「シナリオの目的」を設定しても構いません。
単なる宝物の入手からシナリオの目的を変更すると、変わるのはフレーバーだけでなく、キャラクタたちがとるべき戦術も変わるばあいがあります。むしろシナリオを作る場合には、そちらの影響の方がずっと重要になります。
例えば、敵の殲滅や邪悪な魔術師の退治が目的であれば、逃げられないよう工夫する必要があるかもしれません。人質を救出するのであれば、その命を盾に取られないようなるべく隠密裏に潜入しなければならないでしょう。裏切りの証拠となる手紙を手に入れたいのであれば、その目的を悟られないようにしないと燃やされ証拠隠滅を図られてしまうかもしれません。
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Last-modified: 2011-10-16 (Sun) 22:29:29 (JST) (3381d) by kilica