イノセント・ゲリラの祝祭 編集

タグ: 作品

登録日
2011/4/21 14:38
カテゴリ
一般
ISBN
4796673598
感想

Fローズのマスタも一応終わったので続きを読み始めました。しかし時系列から言うとシリーズ外の『極北クレーマー』『螺鈿迷宮』を先に読んだ方が良かったかも。

さて調子に乗った田口先生、今度は厚労省へと乗り込みます(ちょっと違)。経緯はともかく、官僚たちとやり合います。前作の『ジェネラル・ルージュの凱旋』も官僚的な連中との戦いが中心でしたが、今回は本物の官僚。格が違います。三船を始めとした面々が子供に見えてきます。

『チームバチスタの栄光』のときは「勢いよく読めて面白いけど、まあまあかな」という感じでしたが、俄然面白くなって来ています。多分、本当に書きたかったのはこちらなんではないかな。いわば『バチスタ』はキャンペーンの導入部に過ぎなかった訳です(それでも賞を取った訳ですが)。

今回は顔見せだけだった登場人物もいますし、中核エピソードがようやく始まったところ、という感じです。

評価
4