"Ars Magica"は,中世ヨーロッパをほとんどそのまま背景世界とするRPGです。したがってそこには,当時の知識階級の公用語であったラテン語が多く登場します。そこで,これをどう発音するかについて,簡単な法則を以下で説明します。
イギリス語とは違い,ラテン語の発音は非常に規則的です。
- 基本的にはローマ字読みです。
- 無音(silent)はありません。無音とは,イギリス語のKnifeのk,フランス語のhのように,綴りには在るのに発音はしないアルファベットです。
- "c"はカ行の発音になります。サ行の発音になることはありません。
- "g"はガ行の発音になります。「ジ」「ジュ」といった発音になることはありません。
- "j"は,ヤ行の発音になります。
- "s"は濁りません。サ行の発音です。ザ行の発音になることはありません。
- "v"は濁りません。
たとえば,vim:ウィーム,vox:ウォークスなどとなります。
- "x"は濁りません。「グス」となることはありません。
- "ph"は"p"と同様に発音します(正確には「プフ」。「フ」は小さく)。"f"にはなりません。
- "th"は"t"と同じように発音します(正確には「トフ」。「フ」は小さく)。"Θ"にはなりません。
- "ch"は"k"と同じように発音します(正確には「クフ」。「フ」は小さく)。"x"にはなりません。
- "s","t"の前に"b"がきた場合は,"b"は"p"の音になります。
たとえば,"urbs"は「ウルプス」となります。
- "j"は母音に挟まれると"ij"と発音します。"i"の音が余分に入ることになります。
たとえば,"major"は「マイヨル」となります。
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