最新更新日:

2001/04/19


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氷川TRPG研究室

ラテン語の発音規則

 "Ars Magica"は,中世ヨーロッパをほとんどそのまま背景世界とするRPGです。したがってそこには,当時の知識階級の公用語であったラテン語が多く登場します。そこで,これをどう発音するかについて,簡単な法則を以下で説明します。
 イギリス語とは違い,ラテン語の発音は非常に規則的です。

  • 基本的にはローマ字読みです。
  • 無音(silent)はありません。無音とは,イギリス語のKnifeのk,フランス語のhのように,綴りには在るのに発音はしないアルファベットです。
  • "c"はカ行の発音になります。サ行の発音になることはありません。
  • "g"はガ行の発音になります。「ジ」「ジュ」といった発音になることはありません。
  • "j"は,ヤ行の発音になります。
  • "s"は濁りません。サ行の発音です。ザ行の発音になることはありません。
  • "v"は濁りません。
    たとえば,vim:ウィーム,vox:ウォークスなどとなります。
  • "x"は濁りません。「グス」となることはありません。
  • "ph"は"p"と同様に発音します(正確には「プフ」。「フ」は小さく)。"f"にはなりません。
  • "th"は"t"と同じように発音します(正確には「トフ」。「フ」は小さく)。"Θ"にはなりません。
  • "ch"は"k"と同じように発音します(正確には「クフ」。「フ」は小さく)。"x"にはなりません。
  • "s","t"の前に"b"がきた場合は,"b"は"p"の音になります。
    たとえば,"urbs"は「ウルプス」となります。
  • "j"は母音に挟まれると"ij"と発音します。"i"の音が余分に入ることになります。
    たとえば,"major"は「マイヨル」となります。