最新更新日: 2001/04/17 Information Reviews Links |
The Dragon and the Bear |
初 出:1999/09/14
Product Number: AG0260 "The
Dragon and the Bear" は,第4版用のサプリメントで,1999年の春に発売されました。 ノヴゴロド管区は,地理的にはロシアの諸公国,ポーランドを扱っています。文化的にはスラヴ圏。 章立ては,次のとおりです。
これに,Appendixとして, I. シャーマン が付きます。 第2章(第1章はいいでしょう)では,ノヴゴロド管区を大きくロシア,ポーランド,バルト海沿岸諸国の三つに大きく分けて,それぞれの歴史について書かれています。町の名前などの固有名詞が出てくるのですが,なんと発音していいのかよくわからないところがつらいです。 第3章では,スラヴの魔術ということで,まずVolkhvyという神官についてキャラクタの作り方などが説明されています。Volkhvyは独自の魔術を使うことができ,Disciplineと呼ばれます。
全体的に,自然にまつわる魔術が多いようですね。 第4章は,スラヴの妖精という題がついていますが,要するに Bestiary になっています。スラヴの妖精はもちろん,竜や巨人,吸血鬼などが載っています。 第5章は,スラヴの地における「ヘルメスの掟団」の活動およびその歴史が書かれています。むかしは,Volkhvyの力が強く勢力を拡大できなかったところが,キリスト教がこの異郷の神官を駆逐したおかげで掟団も勢力が伸ばせるようになったようです。
という4つのコヴナントが,この地のコヴナントの例として住んでいるマギとともに挙げられています。 第6章は,モンゴル帝国についてです。Ars Magica 4 版の年代設定が1220年ですから,モンゴル帝国が爆発的な膨張をはじめる頃です。Ars Magica のキャンペーン(サガ)であれば,マスターが歴史に忠実に物事を進めていくと,PCたちはやがてこの凶暴な騎馬軍団にであることになるでしょう。 Appendix 1の「シャーマン」では,9ページを割いてシャーマンのキャラクタの作成から,その能力までを解説しています。このサプリメントの目玉のひとつなのかもしれない。 |