最新更新日:

2001/04/18


Information
(各種情報)

Reviews
(製品紹介)

Links
(リンク)


氷川TRPG研究室

`Parma Fabula

初   出:1998/12/13
最新更新日:1998/12/13


Product Number: AG0521
ISBN: 1-887801-57-X
定価: $14.95
デザイナ: John W. Baichtal, David Chart, Peter Hentges, John Nephew, Robin Steeden, Jeff Tidball, and Ian Welsh
イラスト: Eric Hotz and John Scotello


 "Parma Fabula" は,"Ars Magica" (4th) のマスタースクリーン(Ars Magicaなので,「ストーリィガイドスクリーン」とよばれていますが)です。
 "Parma" は,円形の小型盾を,"Fabula" は物語り,叙事詩,伝説といった意味を表すラテン語です。

 内容は,4つのパネルで構成されたスクリーンと32ページの冊子からなります。

 スクリーンのほうは,基本ルールの表紙と同じスタイルですが,ISBN# とそのバーコードが景観を阻害しています(^^;。
 スクリーンなので,表の類が載せられているわけですが,射撃レート表(1ラウンドに何回射撃できるかをあらわした表)が載っていないのがちょっと不満。その割に,戦闘の各種数値の計算法など,すぐに覚えてしまいそうなものがスペースを食っていたりします。
 いずれにしろ,マスタスクリーンというのは「見てすぐわかる」事が求められますので,英語でかかれている時点で効果半減といえるかもしれません。

 一方冊子のほうは,"Fabulous Treasure", "Library", "Mercenary Grogs" の三つの章からなっています。

 "Fabulous Treasures"(伝説の秘宝)は,呪符物作成のガイドラインと,魔法のかかった呪物,匠の手になる品々,書物のカタログとなっており,32の例が載せられています。

 "Library"(蔵書)は,紀要書(Summae),対話篇(Libri Quaestionum),専修書(Tractatus)のサンプルが載っています。"Ars Magica"では,基本ルールでこれらの書物の効果がルール化されています。簡単に説明しますと,これらの書物を勉強することで技能が伸ばせるのです。ですから,多くのRPGでは呪文書以外にはあまり目が向けられませんが,"Ars Magica" では蔵書を持っているというのは重要なことなのです。

 "Mercenary Grogs"(傭兵のグロッグ)は,NPC集です。"Ars Magica" の主役である マギたちは,自らの身を守るために「グロッグ」と呼ばれる家人集団を抱えています。コヴナント(マギの拠点)を出て冒険に行くときにはこれらグロッグを連れて行くのが普通ですが,いちいち作っているのは面倒くさいというときに重宝します。
 ここには,10人のグロッグがサンプルとして掲載されています。