2011/8/15 8:17

コミックマーケット80 サークル参加報告(4)反省編

タグ: 同人 考察 シナリオ

その(3)即売編からの続きです。

無事完売したのですが、色々と予想と大きく違うところがありました。

(1)予想を大幅に超えて売れた
(2)会場でこの本を知って買った、という人が非常に多い
(3)午後から人が来る、というのは間違い。少なくとも、「午前中から人が来る」

(1)については、本の出来が良かった、と作者としては主張したいところですが、その前に、シナリオの作り方の解説に対し潜在的に(TRPG同人誌レベルでは)大きな需要があった、ということだと思います。現在流通している書籍の中に、TRPGのシナリオの作り方をじっくりと解説した本は商業・同人含めて皆無と言っていいと思います。とはいえ、商業流通に乗るほどの需要は見込めないかな、というのが辛い所。

(2)について、まずはアンケート結果を御覧ください。
会場、あるいはカタログで知ったという回答が77冊と圧倒的でした。一方、期待していた Twitter は5冊と低調です。ただ「友人・知人」の紹介は実際、Twitter や ウェブである可能性が結構あります。あともうひとつ、これらで知った人は午後から買いに来るつもりだった、という可能性もあります。
が単なる仮説ですので、とりあえず今回のアンケート結果からは会場で見て知った、あるいはカタログで知ったという人が大半だということです。アンケート時の感触から、会場で知ったという人がより多い印象でした。
残念ながら、ネットでのPR効果はまだまだ限定的であるということと、サークルスペース実地での売り方が重要だということです。
当サークルについて言えば、表紙は地味で歩いている人の目を引くものではありませんし、本の並べ方も御世辞にもいいとは言えないでしょう(3参照)。なので、声を出して勧誘したことが大きな役割を果たしたのではないかと見ています。歩いている人が当サークルスペースに近づいてきたな、というあたりで声をかけると、かなりの確率でサークルに寄ってくれました(でもって買ってくれた)。

(3)については、皆さんのTRPGにかける情熱に頭がさがる思いです。10時代に既に半分近くが売れていますが、入場して真っ先にTRPGの島に来たくらいではないでしょうか。しかも、10時台前半に買っていってくれた一般参加の方は、開場前の数時間、一般参加列に並んでいたと思われます。

簡単ですが、以上です。
暑い中サークルスペースまで足を運んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。お陰さまで、たいへん充実したサークル参加となりました。
売り切れていて買うことができなかった皆さん、どうも申し訳ありません。通販、ショップ委託、次回以降のコミケ参加など、何らかの方法で欲しい方に提供できるよう検討していますので、もうしばらくお待ち下さい。

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