氷川 TRPG 研究室

Hikawa TRPG Laboratory

企画の背景

2012/1/3
カテゴリ
シナリオ作成

企画の背景

『TRPGシナリオ作成の道具箱』『ダンジョンシナリオ作成講座』は、2011年のコミックマーケットで頒布した同人誌です。前者は累計250部、後者は100部(完売)を頒布してTRPG関係の同人誌としては大成功を収めたと言えます。

これは(同誌の質は一先ずさておき)シナリオの作り方の本に対する需要が数百の単位で存在していることを示すものといえるでしょう。しかしながら、この二冊でその需要を満たせたかといえば、全く足りていないと思います。仮に同誌が買った人にとって十分満足の行く出来だったとしても、TRPGのシナリオ全体から見ればカバーしているのはほんの一部であり、全く言及されていない領域が広がっているのです。

例えば、両作品とも、比較的初心者のマスターを対象としています。シナリオの作り方についてひと通りわかっている人がよりレベルの高いシナリオ作りに進むための指南書としては十分とは言えません。
また、方法論としても、シナリオを十分に準備するタイプのマスター向けのものとなっており、アドリブを重視するマスターがセッション中、柔軟に取り回ししやすいような作りにはなっていません。
また、キャラクター同士のドラマ、ストーリー、謎解き、キャンペーン、コンベンション向けといったキーワードについてはほとんど触れていませんが、むしろ近年のシステムはこれらをTRPGの中心に据えたものが多いのではないかと思います。

こうして改めて眺めてみると、手付かずの領域がまだまだ残っている、いやむしろそのほうが多いことが分かるかと思います。しかしながら、同誌を出した氷川には残っている部分について書けるほどの能力はありません。 「まあ書きたい人が書けばいいだろう」と考えていたのですが、2011年の冬コミ2日目、長いことで有名な某列に並びながらつらつらとツイートを眺めていたときに、「せっかくシナリオ作成に関する同人誌なら氷川TRPG研究室」という評判が固まったのだから、それを活かしていろんな人のシナリオの作り方を集めて同人誌として出せばとてつもなく面白くなるんじゃないか」とピピーンと来たのでした。

いま、シナリオの作り方の本といえば氷川の同人誌。つまりゲーム性を全面に出したシナリオ作りになります(イイスギダ)。しかし、そんな状況を「ぐぎぎ」「俺にも一言、言わせろ」と思っている、シナリオ作りには一家言ある方々が沢山いらっしゃるはずです。氷川には書けない分野について、ベテランマスター諸氏のの培ってきたシナリオ作成のノウハウを一冊の同人誌として出せれば、それはとても有益で面白いものになるはず。何より僕が読みたい。

ただ同人誌の発行はなんだかんだで大変です。ある程度 DTP ができないといけませんし、仕事の都合上、コミケ当日参加できるか分からなくて申し込めない人もいるでしょうし、一冊の本にするほどの分量は書けない人、費用面で参加できない人など、サークル参加して同人誌を出すには様々なハードルがあります。そもそも、年末の冬コミで次回申込書を買ってないとその時点でアウトです。これらのハードルをクリアできたとしても、果たしてどれくらい売れてどれくらい読まれるか、これまた大変です。これらの面倒事を僕の方で引き受けると共に、シナリオ作成本について一定の地位を確立している当サークル(大きく出た!! ^_^;;)から出すことで、たくさんの人に手にとってもらうことができるでしょう。

そんな思いつきを、寒空のもと、2時間待ちの列に並びながらまとめたのが本企画となります。

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