TRPG同人誌マーケティング C83

全般 公開日: 2013-01-01

コミックマーケット83 12/30(日)東地区 W-15a 「氷川TRPG研究室」でサークル参加してきましたので、そのマーケティング活動の内容と結果をご報告します。
なお、以前の「TRPG同人誌マーケティング」の記事も事前にご覧いただければ分かりやすいかもしれません。

事前PR活動

頒布物

  • 『TRPGシナリオ作成大全 Volume I』(新刊)B5 144ページ、頒布価格 1,000円、約300部
  • 『TRPGシナリオ作成の道具箱』(C80)B5 56ページ、頒布価格 500円、54部
  • 『ダンジョンシナリオ作成講座』(C81)B5 56ページ、頒布価格 500円、61部

また、これ以外にまりおんさんから預かったルーンクエスト同人誌『TOME』の宣伝チラシと展示用見本誌がありました。

頒布の様子

![「氷川TRPG研究室」コミケ会場の様子](https://lh4.googleusercontent.com/-UHjMWaIEgQo/UOJspu4rDeI/AAAAAAAAH3s/h8bVq18nIss/s640/2012-12-30%252009.02.14.jpg)
## 頒布結果

3冊とも、完売しました。

  • 『TRPGシナリオ作成大全 Volume I』……約300部完売(14時前)
  • 『TRPGシナリオ作成の道具箱』……54部完売(11時過ぎ)
  • 『ダンジョンシナリオ作成講座』……61部完売(11時過ぎ)

時間帯別売上

『TRPGシナリオ作成大全』

  • 10:00 - 11:00 …… 90冊
  • 11:00 - 12:00 …… 95冊
  • 12:00 - 13:00 …… 71冊
  • 13:00 - 14:00 …… 45冊(完売)

『TRPGシナリオ作成の道具箱』

  • 10:00 - 11:00 …… 42冊
  • 11:00 - 12:00 …… 5冊(完売)

『ダンジョンシナリオ作成講座』

  • 0:00 - 11:00 …… 44冊
  • 11:00 - 12:00 …… 7冊(完売)

『TRPGシナリオ作成大全』を知ったメディア

買ってくれた方に、「どこでこの本をお知りになりましたか?」と聞いてみた結果です。

  • カタログをみて/会場でみて …… 164冊
  • Twitter …… 26冊
  • 前作を見て …… 10冊
  • ウェブ …… 46冊
  • AdWords広告 …… 6冊
  • 友人・知人 …… 31冊
  • 不明・その他 …… 15冊

売上表

雑感・注釈

前回に引き続き、カタログを見て、あるいは会場で見て、という方が半分以上です。本当は記録を分ければよかったのですが、感触的にはカタログ:会場は同程度でした。

「ウェブ」の中にはTwitterやAdWordsが混じっている可能性があります。

「友人・知人」は「買ってきてくれ」と言われて買った人が多いので、実際には「カタログ/ウェブ/前作を見て/AdWords広告」が含まれています。

「カタログを見て」というのは知ったきっかけで、そもそも前作を持っていたのでカタログをチェックした、という可能性もあります。 なお、午前中は頒布処理が混乱の極みにありましたので(笑)、多少のチェック漏れもあったかと思います。

つまり、あくまでも大雑把な数字として捉えてください。

やはりカタログ及び会場での呼び込みが重要というのは変わりませんが、前回ほとんど効果がなかったウェブ関連(Twitterなど含む)が 30% 近くに上昇しているのはそれだけ Twitter などが普及してきたということを表しているのかもしれません。

AdWords広告

今回、12/21 - 12/30 の間、AdWords 広告を出し、およそ 6,000 円ほどをこの広告費に使っています。

これに対して、Google 検索結果に表示される広告のクリック数が 80 回、AdSenseとしてウェブサイトに埋め込まれた広告のクリック回数が 228 回となっています。

そして、コンバージョン数(成果=売上に結びついた数)が当日の調査で最低6件となっています。「ウェブ」などに紛れ込んでいる分を加えると、7-10 件程度になるかもしれません。

仮に、8件だとすると一冊あたりの広告費が 6000/8 = 750円となり費用対効果的に赤字なのですが、取り立てて利益を求めていない同人誌ですので、個人的には許容範囲かなと思っています。
最初の頃、クリック単価を高めに設定していましたので、もう少し安くしていれば広告費も30%くらいは圧縮できたかもしれません。