広告を出稿する
今回は広告、それも検索連動型広告、AdWords です。検索連動型広告とは、ググッたときに上や右カラムに出てくる3行くらいの広告のことです。みなさんも見たことがあるはずです
SEOで宣伝するには頑張らないとダメで、というか頑張ってもダメなことが多いのですが(競争が激しい「保険」とか「SEO」(笑)とかは頑張っても難しい。TRPG関連は割と簡単)、それをすっ飛ばしてお金の力で解決するのが検索連動型広告です。日本では、Google の AdWords/AdSense と、Yahoo! のスポンサードサーチがシェアを持っています。ふだんネットを余り使わないユーザがターゲットであれば、Yahoo! のほうが効果があると言われています。今回は僕が慣れている Google で。
個人で出せる広告
広告というと通常、とても個人が手を出せる金額ではありません。新聞の折込広告なんかでも10万単位ですし、ネットでもYahoo!のバナーなんかだと1週間で数百万円とか言う話も聞きます。
しかし、今からご紹介する AdWords は、ロングテールの理論を使ったもので大変安価です(マイナなキーワードなら)。ちょっとしたお小遣い(数千円)でも出稿可能で、成果報酬型なので広告がクリックされなければお金はかかりません。支払上限は必ず指定しますので、いつの間にかクリックされまくってめちゃくちゃな請求が来ることもありません。同人誌を早めに印刷所に出せば、早割りで浮いたお金で出せるレベルです。がんばれ。
検索連動型広告では、「どんなキーワードで検索があったときに広告を表示するか」をまず指定します。これは概ね、SEOで検討したキーワードと同じです。SEOで上位にこないキーワードがあったら、そちらを優先して広告出稿しましょう。
今のところTRPG関連のキーワードは無人の野を行くが如しです。試しに「trpg」や「trpg 同人誌」でググッてみてください。僕が出した広告が表示されるだけではないでしょうか(※コミケ80終了までしか出さない設定です)。ああ、ここを読んでいるよい子の皆さんはクリックしないでくださいね、課金されてしまいます(笑)。このサイトを知らない方向けの広告なので、既にここを読んでいる皆さんはこの広告の対象ではないのです。
これはチャンスです。今なら安く、目立つ広告を出せるのです。
キーワードツールを利用する
また、AdWords には広告を出さなくても便利に使える「キーワードツール」というのがあります。前回 SEO の手順解説でもご紹介しましたね。検索ボリュームを調べることができるツールです。AdWords自体は無料で利用できますので、「広告まではねえ」という方も AdWordsアカウントだけでも作っておき、SEOのためにこのキーワードツールを利用されるといいかと思います。
ちなみにこのAdWords、ビックリするくらい高機能なのですがその分概念を覚えるまでやや時間がかかるかもしれません。薄くてもいいので解説本を買うか、解説サイトを探してください。細かいところでは変更が結構入るので、新しいもののほうがいいと思います。