2005/1/22 8:57

A Seven-game Match

タグ: ゲーム D&D TRPG

A seven‐game match

ホビージャパンから出た日本製の D20 シナリオ集 vol.2。
vol.1 はひねりのない単純なシナリオ(入門向けには悪くないかも)か,捻ろうとして強引な設定になっていてレベルが低かったのですが,vol.2 は無理のない設定で適度に捻ってあって面白そう。
ところどころにコラムがあって,これも実践的なアドバイスが書かれています。

vol.1 は特に「墓守の娘」というシナリオがひどかった。シナリオ制作者の頭に思い浮かんだストーリィをそのまま無理やり D&D のシナリオにした,という感じで,「特殊な」設定のオンパレード。制作者に,アイディアをシナリオに落とし込む能力が欠けているか,作り始めちゃって時間もないのでそのまま突っ走ったかどちからでは。
vol.2 も「新人冒険者養成講座」のダンジョンは変。ダンジョン内でサモンできないという設定を無理やりつけていますが,意図がさっぱりわかりません。制作者はサモン系の呪文に何か個人的な恨みでもあるんでしょうか。

vol.2は他の6本のシナリオはまとも(っぽい)。
「使い魔を探せ!」は,敵をむやみに殺せないのでフラストレーションが溜まるかも。
「竜の花嫁」はゲーム的には面白そうですが,制作者の特殊な(一般的な?)嗜好が盛り込まれています。メイド(服を着た女の子)がたくさん出てくるんです。

いずれも1日程度で終わらせることのできる短いシナリオなので,公式シナリオより使いやすいかと思います。
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