2017/10/9 12:56
TRPGの勝利条件は「みんなが楽しむ」?
TRPGの勝利条件は「参加者みんなが楽しむこと」という意見は時々目にします。間違っては無いと思いますが、問題は「楽しむこと」ってのの中身です。特にTRPGでは「楽しむこと」が参加者間で対立することがしばしばあって、そういう場合はどうすればいいのでしょうか?
次のような例は典型的ですね。
最近はそんなに見かけることもなくなりましたが、一時期……といっても大分昔だけど、俺TUEEEEEプレイや地蔵プレイをやたら見かけて度々イライラしていたのですが、後から考えると、そういうキャラとの関係性を作れないのが私にとってツマランかったのですなー3ー<続く #TRPG
— 潮屋@猫又公司 まほ☆つく宣伝中! (@ciogohan) 2017年10月9日
自己完結型のプレイするPLと何度かじっくり話をすると、「そうやって他人のプレイングに口出しするのがウザい」「自分は自分の楽しみ方をしているんだからそれを尊重すべき」と言われ、納得しかかったりもしたんですがー3ー<続く #TRPG
— 潮屋@猫又公司 まほ☆つく宣伝中! (@ciogohan) 2017年10月9日
よく考えると「いや、お前のキャラと絡みたいというオレの楽しみ方も尊重しろよ!」という結論に達したので、腫れ物みたいに扱って一人でストレス溜めるのはやめましたー3ー<続く #TRPG
— 潮屋@猫又公司 まほ☆つく宣伝中! (@ciogohan) 2017年10月9日
AさんとBさんの楽しみが対立して、Aさんが譲ればBさんが楽しめなくなるし、Bさんが譲ればAさんが楽しめなくなるわけです(まあ、全く楽しめなくなるわけではないでしょうが)。
「自分の楽しみばかり考えずに参加者みんなで楽しむようにしましょう」という意見の方は、こうしたジレンマについてどう考えているのでしょうか。自分の楽しみ方を諦めると「楽しめない」わけで、これまた「みんなで楽しむ」が成立しなくなってしまうこともあるわけです。困りましたね。
(ひょっとして、「みんなで楽しむ」こそがTRPGにおいて特権的な地位にある楽しみ方で、それ以外の楽しみ方が対立した場合は譲るべし、という考えだったりするのでしょうか……)
思うに「自分の楽しみばかり考えずに参加者みんなで楽しむようにしましょう」という意見には限界があるのでしょう。みんながこの標語を意識することで丸く収まる場合も多いと思います。そういう点では有用だと思いますが、譲ることができない、自分にとってコアな楽しみというのもあって、それが参加者間で対立してしまうこともこれまた少なからずあるんではないでしょうか。
これを解決するとなると、結局のところは住み分けしか無いのかなと思います。ただ難しいのは、用意したシナリオの傾向とか楽しみどころというのはプレイヤの募集時にマスタから告知することで住み分けができますが、上の例のような「他のPCと絡みたいプレイヤ」「絡みたくないプレイヤ」というのはシナリオ的にはどっちでもよくて住み分けできないことがある、という点でしょうか。