2014/7/6 14:05
TRPGニュースいろいろ
ここ最近、TRPG関係で幾つか大きな動きがありました。
Paranoia 日本語版
なんと、Paranoia の日本語版が出ます。
今回の日本語版は、Mongoose Publishing社によって2009年に刊行された、25周年記念版の基本ルールブック「PARANOIA Troubleshooters」の翻訳(全訳)となります。2014年7月31日まで、予約注文を受け付けています。
電子書籍(PDF)版に付録として同内容の紙冊子版1冊を追加した【事前予約限定セット】、1組5000円(税、紙冊子版の国内送料込)となっています。
ニューゲームズオーダーというボードゲーム会社が出すようですが、翻訳など実働はほとんど個人(澤田さんという方)のようです。監訳に長年Paranoiaの同人誌を出してきた「奉仕の会」が付いているようですので、翻訳面ではある程度安心。ビジネス面はどうかなあ。うまくいくと良いですね。
現在(7月末まで)事前予約受付中で、事前予約は安くなっている上にPDFと書籍のセットになっていますので、クレジットカードを使える方は事前予約が絶対におすすめです。なお事前予約が1000以上集まると、サプリメントの販売も今後あるみたいです。
自分でも忘れてましたが、現在Twitterのアイコンに Paranoia の The Computer を使ってるので、そろそろ変えないといかんな~と思ってる次第。
Dungeons & Dragons 5th
D&D Next と言われていた第5版の発売がいよいよ間近となり、先日、それに先駆けて無料の Basic Rules が PDF で公開されました(英語)。
Basic Rules for Dungeons & Dragons
4版の路線はやめて、3版の路線に戻るようです。やったー! 4版も面白いけど、あまりD&Dっぽくなかったので個人的には嬉しい。
ところが、ホビージャパンから、5版の日本語版は出ません、という発表がありました。Wizards of the Coast 社から、ライセンスが出ないんだそうです(全世界的に)。これについてはまだ詳細が不明で、WoCが自ら海外展開を行うんじゃないか、という推測も出ています。日本語版出るといいなあ。
TORG 日本語版
TORGというのは、1990年台に出ていた海外TRPGで、それが再度発売されるんだそうな。Paranoia はそのうちどっかが出すんじゃないかと思っていたんですが、TORG の方は全く予想外。というのも、元の海外でも展開が止まっていて、ライセンス的にも面倒くさいことになっているような話を聞いたので。
僕は遊んだこと無いのでそれほど思い入れはなかったりするんですが、影響力の大きいシステムで、熱狂的なファンがついています。
グランクレスト コアルール公開
グランクレストのコアルールが公開されました。
これまたすごいニュースなんですが、僕は遊ぶ機会がないし、その前後で TORG、Paranoiaのニュースが駆け巡ったのでその影に隠れちゃった感が否めません…… ^ ^ ;;
富士見書房公式TRPG ONLINE
富士見書房公式 TRPG ONLINE のオンラインセッション機能が提供終了となりました。
昨年来、ドラゴンブック編集部では、TRPGファンのみなさまが本当に「TRPGを楽しんでいただく」ことについて検討を重ねてまいりました。検討の末、我々は「オンラインセッション機能」をクローズし、「コミュニティ」「各種TRPG関連の情報提供」へ集中する事を採択いたしました。具体的には、現在提供している「TRPG関連コラム」や「各ゲームシステムにおける各種データ」等の発信に加え、TRPGファンのみなさまが「TRPGをプレイした記録を投稿できる仕組み」を新たに実装し、『TRPGそのものを楽しめる環境づくり』に注力いたします。とのことです。
採算に乗るか乗らないかで言うとオッズは 2:8 か 1:9 くらいだったと思うので、予想通りではありますが残念です。
The Guide to Glorantha
ルーンクエストやヒーロークエストの背景設定であるグローランサ世界の設定資料集がいよいよ発売となります。元々 Kickstarter という、特定のプロジェクトに関心のある人から少額の出資を集めるサービスを利用して開始されたのですが、現在、予約注文も受け付けています(7/7締め切り)。
これがまた化け物のようなサプリメントで、百科事典みたいなフルカラー2冊の本からなり、ページ数800ページ、重量5kg以上、価格150$(日本への送料50$)という聞くだに恐ろしいスペックです。