Cornix LP 楽しいぞ、これ
Cornix LP 楽しいぞ、これ

初めて使う、40% & 分割型キーボード Cornix LP。少しずつ使い始めています。 使うに当たり、キーボードのキーの割当を Vial をいうソフトウェアで行います。 これがブラウザでアクセスするだけで使えてしまうのが少し驚きでした。
cornixは40%キーボードなので、キーが足りません。ファンクションキーがないのはまあ良いとして、数字キーも、そこにある記号キーもありません。これらを、何らかの方法で打てるようにキー割り当てが必要になります。具体的には、cornixには「レイヤー」という機能は用意されており、これを使います(Cornixに限らず、40%キーボードにはだいたい備わっています)。
レイヤーキーは、一部のノートパソコンに付いている fn キーと似た役割のキーです。
Vial には最大10のレイヤーが用意されており、Cornixではデフォルトで4つのレイヤーキーがついています。ただ、デフォルトではレイヤー1とレイヤー2の2つが使われていて、かなり空いています。これらを、タイピングしやすいように Vial で設定していくわけです。
そして、これがめっちゃ面白い。いや、面倒くさそうだなーと思ったいたのですが、やり始めると「俺の考えたさいきょうのキー配置」を作るゲームみたいで、環境構築が好きな人だと危険。最近、ガジェット買っても設定やカスタマイズが「楽しい」より「面倒くさい」になることが多かったので、自分でも意外でした。Cornix のハードウェアの質の高さも、楽しめた原因の一つです。このキーボード、良い!
さてカスタマイズで最初に手を付けたのが、普通のキーボードだと一番上の段にある数字と記号の出し方。
デフォルトでは、Q W E … に 1 2 3 … が対応しており、レイヤー1キー( MO1 )を押しながら Q W E … を押すと、123… が出力されます。さらに、SHIFT キーを押ながら、さらにレイヤー1 キーと Q W E … を押すと、! @ # などの記号が出力されます。
ここちょっとハマったところで、 レイヤー1 + SHIFT + Q を押しても、! が出てくれませんでした。設定をいじったり、検索したり、AIに聞いたりしても解決せず、「ひょっとして、不良品…」などと失礼なことが頭をよぎったりしたのですが、これ、キーを押す順番の問題でした。
レイヤー1 + SHIFT + Q だと、 レイヤー1とSHIFT + Q と解釈されてしまいます。レイヤー1 では SHIFT キーには何も割り当ててなかったので、 レイヤー1 + Q を押したものと扱われていたようなのです。
正解は、
SHIFT + レイヤー1 + Q
のように最初にSHIFTを押すでした。
! @ # などの記号は頻繁に使うので、3つのキーを使うのはちょっと大変で。そこでガッツリ変更することにしました。

まず、記号はレイヤーキーと Q W E… を押して出るようにしました。元々、これらの記号は SHIFT と数字キーを押す必要があったので、SHIFT がレイヤーキーに変わっただけとも言えます。
で、数字の方は レイヤー2 + * N M > H J K Y U I O に割り当てました。テンキーっぽい配置です。
Cornix は絡むスタッガードと呼ばれるキーレイアウトで、通常のキーノードとは異なり、縦の列がまっすぐに揃っているので、これが結構押しやすい。最初、右端の3列に配置していて、この方がテンキーっぽいのですが( 0 が左下におけるので)、 レイヤー2を押しながらだとやや押しづらいため、右手キーボードの左3列を使うようにしました。
また左キーボードの左3列はレイヤー2の F1 - F12 に割り当てることにしました。
レイヤー2の残りは、開発でよく使う ( ) [ ] { } " ; などに割り当てました。

そうそう、日本語キーボードのレイアウトにしているので、Vialの表示とズレているところがあり、やや大変でした。ノートPC、英字配列にすればよかった。
そして設定していて楽しいのが、TapDance と呼ばれる機能です。
まだ触り始めたばかりであまり使いこなせていないのですが、キーをタップ(クリック)した場合とホールドした場合とで違う動作を割り当てられるという少キーキーボード向けの機能です。主な使い方としては、元々ホールドして使うキー、ctrl (command), shift , alt (option), レイヤーキーなどに、ホールドせずタップした場合の動作を割り当てて使います。
ひとまず、レイヤー1,2キーに 変換 無変換 の機能を割り当てて使っていますが、かなり便利です。
その他、ダブルタップした場合も別の動作を割り当てることができ、エンターキーとして動作するようにしてみました。こちらはあまり使ってません。ダンブルタップを設定すると、タップした後確定されるまでに若干の待ちが発生するようなので、使わないなら設定しないほうが良さそうです。
