2018/1/1 11:56
C93一般参加
今回も参加してきました、コミックマーケット93。
前日まで仕事だったので、いつもよりちょっと遅く19:30過ぎに名古屋を出発。渋滞もなく、というかかなり空いていて1時過ぎに到着しました。今回はカーナビを新調したので、高速を降りてからもスムースに進めました(夏コミのときは直前になってカーナビが壊れて、iPadでなんとか)。
一日目はサークル参加。今回は東7ホールで、駐車場も臨時駐車場でした。遠い。
二日目は、9:20分ごろ西の橋の手前くらいの列に並んで西館4階の建物の中に入ったのが10:10。普通に買いたいだけなら、徹夜する意味は無いですし、始発で来る必要もないんじゃないでしょうか。十分早い時間に入れます。
三日目は、気合を入れて二日目より1時間早く出発して並びましたが、二日目よりちょっと後ろ。途中、チラホラと雪や霰が降ってきました >_< この日は西に並んで東に行くという戦術を取りましたが、東館に入ったのが10:20すぎくらい。大手に並ぶことも基本的にないので、個人的にはこれで十分すぎるくらい。
全体的に、今年は暖かかったです。寒い年だと並んでる時に iPad で Twitter とか見てると手がかじかんでくるのですが、全然平気な気温でした。
戦利品
えーまだほとんど読めてません。なので、斜め読みだったり、漫画のような読みやすいものくらいなのですが……
FT書房『カエル沼を抜けて』
ファイティングファンタジーっぽいゲームブックを多数出しているFT書房さんの新作。いつも文庫本なのですが今回はB5サイズで150ページ近いボリューム。迫力あります。そしてほとんどのページに挿絵が付いています。どうなってるんでしょうね(笑)。
ein『机上の総べて』
TRPGやボードゲームを遊んでいる風景を描き続けてきたたかみ弌さんの総集編。『TRPGシナリオ作成大全 8』の表紙絵やイラストも書いていただいてます。些細な心の動きを捉えて漫画として構成する卓越した力を持っている方です。
ギルマンハウス『邪神な日々SAN』
クトゥルフのパロディ・ネタイラストを書き溜めた同人誌。タイトルの「SAN」は(たぶん)「3」のことで、つまり三巻目です。よくこんな愚かなネタが次から次へと出てくるなと感心します。毎回楽しみにしている一冊。
side role『ダディーズ&ドーターズ 11』
中学生女子たちがTRPGに挑むまんが。セッションもいよいよ終盤。中盤の罠を潜り抜け順調に進み……と思ったらサイコロの目のせいでGMにさえ先の見えない状況に急降下、そしてGMとプレイヤたちはとてもありがちな閉塞状態に突っ込みます。ううっ。次号でついに完結だそうです。
龍屋『カントリーハウスクトゥルフ』
19世紀末のカントリーハウスの解説、みたいな本ですが、単なる概説や知識の披露にとどまらず、TRPGのシナリオに登場するカントリーハウスを取り上げたり、カントリーハウスをシナリオに登場させるときの設計方法にまで踏み込んで解説しているところがこの本の素晴らしいところです。カントリーハウスを舞台にしたシナリオもついてます。
こずこみゅ『こずみっちょの宇宙一やさしい クトゥルフ神話TRPG GMの教科書』
クトゥルフのシナリオの作り方を解説した本です。会話形式にして読みやすいよう工夫されています。ちょろっと読んだだけですが、作り方自体もかなり広い範囲をカバーしていて具体的なので、実践的で使える内容になっている思います。わりと僕の作り方に似てるかも。あとでもうちょっとしっかり読む。
Nippak『冒険の科学 4』
特集は「造幣と経済 古代編」だそうで、いきなり「コインを作ってみた」というマニアックでヒジョーに楽しげな記事から始まります。なんでも鉄鋼業に携わってる友人の工場を借りて作業している写真がたくさん載ってます。それ以外にも、旅、畜産、ラテン語、オリーブなどのトピックについて、経済の観点から解説した記事が載ってます。
真不憫『初心者GM教室』
アバター付きのチャット風の紙面で読みやすいのですが、横に長く吹き出しの形状がいまいちなので、これなら吹き出しにせず角丸の四角のほうがより読みやすくなるかも。内容的には、ときにセンシティブな話題もあるのですが複数人で意見を出し合っているようであちこちに偏って全体的にはバランスが取れている……のかな。
STUDIO POO『けものフレンズライフデザイン解説読本』
いろいろとすごい本。まず、170ページで500円という衝撃的な値段です。買うか若干迷ったのですが、値段を聞いて買うことに。で、装丁も、中のレイアウトも、明らかにプロの仕事なのでてっきり「デザイン」の本かと思ったのですが(となりも同人誌デザインのサークルだったし)、「ライフデザイン」の本でした(笑)。けもふれのキャラをもとに考察した人生訓みたいな。「あー」と思ったのですが、よくよく考えてみるとけもふれをもとにそんな人生訓みたいなのを170ページに渡って考え出すのが凄い。ネタで10程度は浮かぶかもしれませんが、なんとその数61。頑張って考えればひょっとして出せないこともない数かもしれませんが、普通そんなに続かねー。途中で絶対飽きます。しかも単に61の教訓を出しました、ってだけでなく、それぞれ見開き2ページに渡って解説してるんです。
ソグディアナの月『中央アジア・シルクロード 古代の遺跡を訪ねて』
古代の遺跡、ぱっと見の印象は発掘現場の写真集という感じを受けました。写真の同人誌って写真は良くてもレイアウトが単調で退屈なものが多いのですが、この本は写真の選択とレイアウトが上手いのか、そういった印象を抱かせません。
幽玄一人旅団『Distant Worlds』2, 3
いやもうこの本は写真、その素材の力が圧倒的で。特に3巻のインド・アーメダバード編は、古代遺跡を描きたいなら必見。