2021/7/18 13:34
『三体』、三体問題
今更ながら『三体』を読み始めました。緊張感に満ちた文化大革命の悲劇の場面から始まり、あっという間に物語に引きずり込まれます。いま第1部の半分くらいですが、なんかトンデモな展開になってる気がして、え、これ大丈夫なのかな。ところで文化大革命について(否定的に)触れるのは中国ではOKなのかな。天安門はNGみたいですが。
本作品の題名にもなっている『三体』は三体問題を指します(この先ダブルミーニングが出てくるかもしれませんが)。英語タイトルは The Three-Body Problem でそのまま「三体問題」。本書を読むにあたっては、概要を知っておいたほうがいい、のかな? そんなにマイナなトピックでもないので読者が知らないことを前提には書いてないと思います。
三体問題をTRPGに使う
最近、TRPGにおけるランダマイザ(サイコロとか)の役割がTwitterで話題になりましたが、個人的によく着目するのは、サイコロなどの判定によって(成功するか失敗するか、どんな結果になるか)先の展開を読めなくするという役割です。TRPGにおいてシナリオがプレイヤたちに隠されているのも、同じような効果を生みます。そして三体問題を持ち込むことで、これまた先の展開を読めなくするのに利用できないこともない……と思います。