白河堂氏の「イマジナリィ・ボード」
今 RPG 関係のサイトで一番興味深く読んでいるのが白河堂さんのサイトです。 読むのが追いつかないくらいの分量の文章が週に何回か出てくるという更新のスピードもそうですが、RPG を真正面から捉えようというその姿勢にまず感動を覚えます。 「RPGとはどんなゲームか」について馬場さんの講座・コラムを出発点として考察を深め、さらに先へと進んでいきます。そしてかなりいいところまでいっているのではないかと思います(って答えを知っているような書き方ですが、もちろん知りません。ただ、白河堂さんがたどり着こうとしている結論は、僕にも納得がいくものである可能性が高い)。 その作業に、僕の考察も一役買っているようでうれしい限りです。 「イマジナリィ・ボード」というのは、RPGの特徴を探る上で白河堂さんが提唱しているキーワードです。 これが何かはリンク先を読んでいただければいいのですが、僕なりの理解で簡単に説明しますと、同じセッションを楽しむメンバの間で共有されるべき共通認識(設定、ルール、イメージなど)の集合体です。 実はまだあまりよく理解できていないのですが、ここで重要なのは、白河堂さんがそれをボードゲームにおけるボードと見立てている点です。 どう名づけるかは別にして、われわれは暗黙のうちにイマジナリィ・ボード(共通認識)を形成しながらRPGを進めていますし、その重要性(共通認識が築けなくてセッションが失敗に終わる)についてはたまに言及されることもありますが、ここまでの重要性をこれだけはっきり述べたのは白河堂さんが初めてではないかと思います。なにしろボードゲームにおけるボードだといっているのです。ボードのないボードゲームはもちろん成立しませんね。 そして、そのイマジナリィ・ボードを形成するための手段がコミュニケーションであり、それゆえ RPG においてコミュニケーションが重要視されるのです。ではなぜ RPG ではコミュニケーションによってボードを形成するのかというと…というように、綺麗に説明されています。 こうして書きまとめているうちにだんだん理解できてきた気がします。 イマジナリィ・ボードに関する一連の考察には他にも重要な指摘が含まれていますが、とりあえず今回はご紹介だけ。