2005/10/23 11:48

アンダーザローズ 1:冬の物語

タグ: 作品

アンダーザローズ 1:冬の物語
アンダーザローズ 2:春の賛歌


19世紀イギリスの貴族を中心にした漫画で,表紙にもメイドさんが載っているので『エマ』の人気に乗っかって出た作品? かなと不安でしたが,しっかりとした面白い漫画でした。まあ最近は,本当に気になればブックオフとかで試読できて便利です。ライトノベル風の漫画は,表紙は惹かれるんだけど中はがっかり,というケースが多いので。

さて,とりあえず1巻だけ買ってみたのですが,お話はミステリィっぽく進んでいきます(しばらくこのことに気づかずに,なんか変な展開だなあと思っていた)。で一応最後に犯人っぽいのが分かってめでたしめでたしなんですが,登場人物はみんな裏(別に犯罪ではなく「秘密」を抱えているということです)を持っていそうな連中ばかりで,こちらは匂わすばかりで殆ど何にも明らかになっていません。

たぶん,作品の魅力もこの登場人物の匂わす秘密にあるような気がします。ちょっとした表情を書くのが上手く,「お,何だ今の表情は」と気になります。

というわけで続きがとっても楽しみです。この10月に第3巻が出る模様。
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