『対立・葛藤 類語辞典(上巻)』

一般 kilica 2022/7/15

お馴染み、フィルムアート社さんの類語辞典シリーズの最新巻です。

今回は、「対立・葛藤」がテーマで、たとえば「大事なところでヘマをする」「安易な解決策を持ちかけられる」「友情が壊れるかもしれない事実を知る」といった、対立や葛藤を引き起こす様々な出来事が列挙されています。

それぞれの出来事について、

  • 具体的な状況(例:我が子のコンサート等に出席すると約束したのに忘れる)
  • 引き起こされる軽度の問題・困難(例:批判される、怒鳴られる、または脅される)
  • 起こりうる悲惨な結果(例:大手取引先を失ったせいで、経済的打撃を受ける)
  • 結果として生じる感情(例:怒り、苦悩、いらだち)
  • 起こりうる内的葛藤(例:ミスを犯した自分自身をなかなか許せない)
  • 状況を悪化させうるネガティブな特性(例:幼稚、生意気、不正直)
  • 基本的欲求への影響(例:自己実現の欲求)
  • 対立に役立つポジティブな特性(例:柔軟、野心家、礼儀正しい)
  • ポジティブな結果(例:自分自身に失望し、次はもっと高い目標を持って頑張ろうという気になる)

がたくさん挙げられています。ずばり、本書は、シナリオやシーンのネタの宝庫です!適当にパラパラめくって出来事を眺めていると、様々なシナリオやシーンが頭に浮かんできます。

ちなみに、「類語辞典」かと言われると……なので、類語辞典を期待して買った方は期待はずれかもしれません。そんな人がいるかわかりませんが

ついにPDF版頒布開始!『TRPGシナリオ作成大全』

TRPG kilica 2017/10/29

『TRPGシナリオ作成大全』シリーズの内、第一巻〜第四巻までのPDF販売を BOOTH で開始しました。

2012年以降、ずっと書籍版を頒布してきましたが、四巻辺りまではそろそろ買いたい方には行き渡ってきたと思いますので書籍版の販売は縮小しましてPDF版に切り替えようかと思います。書籍版も細々と頒布を続けますが、流通量は減ったり入荷までに時間がかかったりするかと思いますので、欲しい方は早めにショップなどでお買い求めください。

PDF版はお求めやすい価格(500円)にしていますので、「欲しかったけどちょっと高くて」という方も是非ご検討ください。また、しばらくは第一巻、二巻は特別価格300円で頒布いたします!

なお第5巻以降は、当面書籍版のみの販売となります。

"Closed Rooms" クトゥルフ神話TRPGアイディアノート

TRPG kilica 2017/3/12

ハカセさんの力作。ハカセさんは『TRPGシナリオ作成大全 Vol.6』にも「技能で繋げる5ステップシナリオ作成法」という記事を投稿いただき、読者の方からも分かりやすいという評判を得ています。

本書 "Closed Rooms" はハカセさんの単著で、クトゥルフ神話TRPGシナリオを作るためのパーツ集(その数36!)と、それを使ったシナリオ6本、同じくそれを使ったランダムシナリオ作成まで付いています。120ページ 1,500円、BOOTH から PDF 形式で購入可能です。

まだパーツの一つ一つについて読み込んだわけではありませんが、よくこれだけ飽きずに作り込んだなと感嘆してしまうほどパーツ一つ一つの質が高く、シナリオ作成の初心者からベテランまで幅広く使える内容になっていると思います。

シナリオ作成の初心者にとっては、特に本書は助けになると思います。本書に用意されているパーツを選ぶだけで、シナリオの体をなしてしまうからです。拙著『TRPGシナリオ作成の道具箱』と同様のスタンスだと思います。さらに、本書では用意されているパーツを使って作ったサンプルシナリオが6本もついているため、「パーツを組み合わせる」ところから「シナリオに仕立て上げる」ところへのギャップもある程度埋めることができるでしょう。ちなみにこのシナリオも、単体で発表してもおかしくないくらいのしっかりしたものです。

ベテランにとっては、まず第一にはシナリオ作成作業の手間を省くツールとして大いに利用できます。「中盤作るのだるいな―」ってときに、本書のパーツを拾ってきて肉付けすればシナリオになります。便利ですね。また、各パーツはしっかりと作り込まれており、読めば「ああ、このパーツ、こういった使い方もあったか」と新しい側面や使い方に気づくことも多いのではないかと思います。

PDF 1,500円というのは、同人誌の相場から行くとやや高めと感じるかもしれませんが、本書の質と量を考えれば安いと言ってもいいくらいかもしれません。

精霊戦記みに

TRPG kilica 2016/3/6

A4 1ページで記述されたTRPGシステムが「1ページTRPG」と呼ばれて流行っているので、『精霊戦記みに』というのを作ってみました。

いま作っている『精霊戦記』の簡易版という位置づけですが、みにの方がいろいろ出来がいいかも (^ ^;;。

トランプ1セットとサイコロ1つで遊ぶことができ、シナリオ準備もマスターも不要で手軽に遊ぶことができます。

システムの概要

『精霊戦記みに』では、シナリオは、ランダムに取り出した13枚のトランプの山札(シナリオデッキ)で表されます。

セッションは、まず情報収集から始めます。1日調査を行うと、PCはシナリオデッキからランダムに4枚のカードをめくってみることができます。このカードが、これから向かう遺跡に関する情報になります。スートは敵の種類(地水火風の属性)を、数字が敵の強さ(A、絵札、その他)を表します。

PCは好きな日数、情報収集を行うことができますが、日が経過するごとに手に入る報酬(精霊石)は1ずつ減っていきます。

情報収集を終えたら、PCは地水火風4種の精霊を召喚します。パワー3点分を召喚できるので、情報収集の結果を考えながらパワーを割り振ります。火の精霊に3点割り振っても、地水火の精霊に1点ずつ割り振っても構いません。

地水火風には相性があり、火は地に強く、地は風に強く、風は水に強く、水は火に強い属性です。例えば、情報収集で敵に【地】の属性が多ければ、【火】の精霊を多めに召喚して連れて行くと良いでしょう。

どの精霊にパワーを割り振るかを決めるこの過程が、いわゆるキャラクタ作成に当たります。

召喚が終わったら、いよいよ遺跡に挑みます。 遺跡では、遭遇3回をこなすと精霊石が手にはいります。 遭遇では、シナリオデッキからカードを4枚程度取り出して敵とします。

という感じのシステムです(ダウンロードサイト)。 ぜひ遊んでみてください ^ ^

夏コミ頒布情報:TRPGシナリオ作成本、他

TRPG kilica 2014/8/9

いよいよコミケまで1週間!

8/15(金) 東地区 コ-56b「氷川TRPG研究室」

で頒布する予定の本の情報をまとめました。

今回の新刊は、委託も含めまして以下の3冊となります。

その他、既刊も頒布いたします。

TRPG シナリオ作成大全 Vol.3(頒布価格1000円)

今回は「シナリオ作成を支援するツール・サービス」および「オンラインセッション向けのシナリオ作成」をテーマにした記事を掲載しています。

  • はじめてのオンセシナリオ(紙魚砂)
  • オンセだ!パラノイアをやろう!(白河 日和)
  • どどんとふオンラインセッション前夜祭(たいたい竹流)
  • オンラインセッションツールとルール・シナリオ記述言語(椎路 ちひろ)
  • 貴方のセッションを強力にサポートするツール・サイト集(aoringo)
  • セッションを彩るマップ作成ツール紹介(氷川 霧霞)
  • 厳選ランダム表サービス(氷川 霧霞)
  • シナリオ作成関連ツール

ナラティヴRPG『フォルクロア』プロトタイプ(頒布価格500円)

ひみつのTRPGシステム。

ナラティヴ指向のTRPGをリソース指向で実装し、レイヤードアーキテクチャとモジュール化の徹底によってコアシステムをミニマルに保っています(なんだそりゃ)。

化石的ゲームマスター読本 1』(頒布価格1000円)

玄兎さんのところからの委託本です。実は今回の目玉作品。新書サイズ200ページ以上に、「ゲームマスターの役割ってなんなのか?」という根本的なところから、システムの選択、シナリオの作り方、セッションの運営術と、マスターを務めるにあたって必要な知識、心構えが網羅されていて、市販本とも全くタメを張れるレベルです。

非常に残念ながら、委託本なので30冊弱しかありません。既に噂を聞きつけ狙っている人がうようよいますので、お早めに。

既刊

http://scenario.trpg.me/article/12

  • 『TRPG シナリオ作成大全 Vol.1』(頒布価格1000円)
  • 『TRPG シナリオ作成大全 Vol.2』(頒布価格1000円)
  • 『TRPGシナリオ作成の道具箱』(頒布価格500円)
  • 『ダンジョンシナリオ作成講座』(頒布価格500円) 

夏コミ新刊『TRPG シナリオ作成大全 Vol.3』

TRPG kilica 2014/8/2
既に告知済みですが、入稿も完了しましたので改めて。

8/15金曜日 東地区 コ-56b 氷川TRPG研究室

新刊

TRPGシナリオ作成大全 Vol.3

特集はオンラインセッション用シナリオの作り方とTRPG関連ツールです。前者は50ページに及ぶ「初めてのオンセシナリオ」、どどんとふでのシナリオ準備の手順解説など、後者は地図、ランダム表、お役立ちウェブサイトの紹介などを掲載しています。

リンク先に記事一覧を掲載していますのでご覧ください。

既刊

TRPGシナリオ作成研究会

TRPG kilica 2014/3/25

Google Groups にTRPGのシナリオ作成についてディスカッションするグループを作りました。『TRPGシナリオ作成大全』などで、意見を聞きたい場合なんかに使おうと思っています。

TRPGシナリオ作成研究会

また、シナリオ作成関連で見かけたサイトなどをメモ代わりに投稿しています。

シナリオの作り方に興味のある方は、ぜひ登録してみてください ^ ^

ゲームマーケット2013 秋

TRPG kilica 2013/11/4

 ゲームマーケット2013秋に参加してきました。ゲームマーケット参加は初めて。

前回くらいからビッグサイトに会場を移したそうで、朝、6:00前に自宅を出発し、9:00過ぎに入場しました。今回は「日刊ベルディアスポーツ」さんの売り子として参加なので、開場前の入場となります。一般の入場は10時。

コミケでしか来たことがなかったので、なんというか本当のビッグサイトを見た気分。広々として見えます。でもって、「あーここエスカレータがついてたんだ、楽だな」とか今更な発見も。ゲームマーケットは、ビッグサイトのうち、西3ホール(コミケの時は企業ブース)で開かれており、「西3というと、だいたいあそこから入ってあのエスカレータ昇って行くんだろうな」と勘が働くのは助かります。

設営は滞り無く終わり、10時になると入場開始。さすがに激走する人は居ませんでしたが、それでも急いで小走りに目的のサークルに向かう人たちが流れ込んできて、ちょっとびっくり。で、あれよあれよという間にコミケ(ただし電源不要)と変わらない程度の密度になりまたびっくり。

ブースには、既刊3種類をそれぞれ10冊ずつ持って行きましたが、『ダンジョン』が1冊残っただけで残りは完売しました。予想よりは売れた感じ。

ときどきブースを離れてみて回りましたが、ボードゲームはイラストをふんだんに使ってコンポーネントを作りこんでいるところが多く、とても見栄えがします。
その代わり、だいたい嵩張るので在庫保管が大変そうだなあと……。

また、会場中央にプレイスペースが用意されており、皆さん楽しそうに遊んでましたね。売られている作品を遊べるので、試してみてから買うことができてこれはいいなと思いました。

ゲームマーケット2013東京 秋

TRPG kilica 2013/11/2

11/4(月)のゲームマーケットで、403 日刊ベルディアスポーツさんのところにシナリオ作成本の既刊を委託をします。

いちおう3種類とも持っていくつもりですが、スペースの都合上並んでないかもしれませんので、見当たらなかったら聞いてみてください。

冬コミC85当選 シナリオ作成本出します

TRPG kilica 2013/11/2

 昨日、コミックマーケット85(2013年冬)の抽選発表があり、当サークル「氷川TRPG研究室」は当選いたしました。

2013年12月30日(月) 東地区 T50a 「氷川TRPG研究室」

かねてより告知していた通り、新刊『TRPGシナリオ作成大全vol.2』を出す予定です。既刊も少部数持っていく予定です。

原稿の締め切り設定を約3週間後としていますが、まだ受け付けておりますので、入門向けのシナリオ作成方法の記事をご寄稿いただける方は、上記リンク先をご覧の上、お気軽にご連絡くださいませ。

シナリオ作成チートシート

TRPG kilica 2013/9/16

『 TRPGシナリオ作成大全2』でシナリオの作り方を図解した記事が欲しいなあと思っていたので、とりあえず「TRPGシナリオ作成チートシート」を作り始めました。

「チート」っていうのはカンニングのことなんですが、IT開発なんかでコマンドや手順を1枚にまとめたものを「チートシート」と呼んでいて、「あのコマンドなんだっけ?」ってときなんかに参照して使います。

1時間くらいで作ったものなので、まだまだ項目が不足していたり、表現がわかりづらかったり分類が不適切だったり、レイアウトが超いい加減だったりしますが、これから見やすく内容もブラッシュアップしていきたいと思います。

「これも入れた方がいい」とか「こう表現した方がいい」とかありましたら、ご指摘くださいませ。

また、Illustrator とか(別にソフトはなんでもいいですが)得意で「しょうがないから最後清書してやんよ」って方がいらっしゃいましたら是非(笑)

「謎」中心のシナリオを作る

TRPG kilica 2013/9/3

『TRPGシナリオ作成大全』向けのネタです。

シナリオには「謎」「秘密」がつきものです。シナリオを作っていると、解けた時にプレイヤ達に「あっ!」と言わせるような謎を用意したくなるものです。

しかし、いままでの著作では、「謎」についてほとんど触れてきませんでした。基本的には「だれでも作れる」方法を提供したいと思っていますので、「ひらめき」「思いつき」を必要とするような方法論は極力避けてきたのです。そして、「謎」を出すというのは「ひらめき」「思いつき」に頼る部分が大きいと思うのです。

とはいえ、「謎」「秘密」はやっぱりシナリオにとっては魅力的なテーマですので、何とか扱えないものかと考えていて思いついたのがこれです。といっても大したものではないのですが。

シナリオの中の謎

この図では、「一見、ただの ○○ に見えるけど……」というフレーズの○○を考えることから始めて、謎に肉付けをしていきます。それだけ。

「○○」の部分は何でもよくて、時計でも、夜道で酔い潰れていたおっさんでも、水車小屋でも、下手くそな俳句でもOKです。

そんな、何の変哲もない○○なのに、調べている連中がいる、奪おうとする連中がいる。なぜだ!? というタイプの「謎」「秘密」です。

○○を決めたら、「実は」「正体」を決めて、それをPCが突き止めるとシナリオがどう進むのかを決めれば「謎」を中心に据えたシナリオになる……んじゃないでしょうか。

ところで、図を書くのに Concept Board というサービスを使ってみたのですが、閲覧がいまいち不便ですね。すみません。

TRPGシナリオ作成大全 Volume 2 延期のお知らせ

TRPG kilica 2013/6/12

既に Twitter などでご報告させていただいていますが、コミックマーケット84は残念ながら抽選漏れとなりましたので、『TRPGシナリオ作成大全 Volume 2』はコミックマーケット85以降に延期とさせて頂きます。

楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ありませんが、その分、次巻をかけて良い物を作りたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

なお、これに伴い、現行の募集も11月中旬までと延長しますので、なにか書いてみたいなーという方はぜひ、ご検討くださいませ。

シナリオ作成大全(4) 落し穴

TRPG kilica 2013/5/29

ただいま、『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』の原稿を絶賛募集中です(締め切り6月末)。

冬コミで発行し大好評400部以上を頒布している『TRPGシナリオ作成大全』の第2巻に当たります。今回は「入門者向け」のシナリオの作り方を集めています。以下では「こんな原稿を募集しています」というのを順次ご紹介していきますので、「お、書けそう」と思いましたら是非お願いいたします。

なお、下記のテーマはあくまでも「例」です。これ以外でも構いませんし、ちょっとずれていたりしていても大丈夫です。

募集原稿:シナリオ作成の落し穴

シナリオを作った経験が少ない方がやってしまいがちな落し穴について、ケースを交えながらの解説があると分かりやすく、すぐに役に立つ記事になるかと思います。


『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』 

FAQ同様、シナリオ作成上の落し穴も出しやすいテーマではないかと思います。
ある程度マスタをやっていれば、作っているときは素晴らしいと思っていたシナリオがセッションでは上手く動かなかったり、プレイヤの受けが悪かったり、悲しい思いをしたりという経験があるかと思います。

シナリオFAQの募集が順調に集まっている(まだ募集してますよ!)ので、調子に乗ってシナリオ作成の落し穴についても募集してみることにしました\(^o^)/

「シナリオ作成の落し穴」の募集


シナリオ作成大全 原稿募集(3)シナリオFAQ

TRPG kilica 2013/5/22

ただいま、『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』の原稿を絶賛募集中です(締め切り6月末)。

冬コミで発行し大好評400部以上を頒布している『TRPGシナリオ作成大全』の第2巻に当たります。今回は「入門者向け」のシナリオの作り方を集めています。以下では「こんな原稿を募集しています」というのを順次ご紹介していきますので、「お、書けそう」と思いましたら是非お願いいたします。

なお、下記のテーマはあくまでも「例」です。これ以外でも構いませんし、ちょっとずれていたりしていても大丈夫です。

募集原稿:シナリオFAQ

シナリオの作り方について、よく出てくる質問をQ&Aの形式で答えていくと、参照しやすく、分かりやすい記事に仕上がるかと思います。

数名の執筆者で組んで、一つの質問に対してそれぞれの執筆者が答えるという形にしても、執筆者ごとの違いが比較できて面白いかもしれません。

『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』 

 FAQも体系だって書く必要が薄いので、比較的書きやすいテーマかと思います。質問をある程度考えつかないと記事にしづらいですが、いつも遊んでるグループなんかで出しあうといいかもしれませんね。

とりあえず、

https://docs.google.com/document/d/1CY79OfGPOFOC-l2-4fNo6h9AHTdv8D1EEzslbpIN1LE/edit?usp=sharing

にFAQページを作ってみましたので、思いついたら追加してみてください。たくさん溜まったら、記事にして掲載します。

シナリオ作成大全 原稿募集(2)特定部分の作り方

一般 kilica 2013/5/20

ただいま、『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』の原稿を絶賛募集中です(締め切り6月末)。

冬コミで発行し大好評400部以上を頒布している『TRPGシナリオ作成大全』の第2巻に当たります。今回は「入門者向け」のシナリオの作り方を集めています。以下では「こんな原稿を募集しています」というのを順次ご紹介していきますので、「お、書けそう」と思いましたら是非お願いいたします。

なお、下記のテーマはあくまでも「例」です。これ以外でも構いませんし、ちょっとずれていたりしていても大丈夫です。

募集原稿:シナリオの特定部分の作り方

バランスのとり方、導入部の作り方、時間の見積りなど、 シナリオを作る際に引っかかりやすい場所に焦点を当てて解説する記事は「作ってみたけどここで詰まっちゃった」という方にとってとても有益なものになるかと思います。

『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』 

自分の得意なことに絞って書けるので、比較的書きやすいテーマではないでしょうか。

上記以外だと、こんなテーマでも。

  • NPCの作り方
  • ここに注意!ハンドアウトの作り方
  • 最初に覚えるべき10のトラップ
  • ダンジョンの作り方

シナリオ作成大全 原稿募集(1)アイディアを出す

TRPG kilica 2013/5/19


ただいま、『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』の原稿を絶賛募集中です(締め切り6月末)。

冬コミで発行し大好評400部以上を頒布している『TRPGシナリオ作成大全』の第2巻に当たります。今回は「入門者向け」のシナリオの作り方を集めています。以下では「こんな原稿を募集しています」というのを順次ご紹介していきますので、「お、書けそう」と思いましたら是非お願いいたします。

なお、下記のテーマはあくまでも「例」です。これ以外でも構いませんし、ちょっとずれていたりしていても大丈夫です。

募集原稿:アイディアを出す

シナリオを作るとなると、少なからぬ人がアイディアを出す段階で詰まってしまうように見受けられます。TRPG以外の分野でもアイディアの出し方については様々な方法が考えられていますので、簡単にできるアイディアの出し方についてTRPG向けにアレンジしてまとめられていると役に立つのではないかと思います。

『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』 

アイディアの出し方、発想法、まとめ方って何冊か本にもなっていると思いますが、どんなのがあるんでしょうね。僕自身はあまり使わないのでパッと思いつきません。
  • 三題噺
  • オズボーンのチェックリスト
  • キーワードをふくらませる
  • とりあえず地図を書いてみる
  • マインドマップ
  • ブレインストーミング
  • 診断メーカー(ランダム)
シナリオ作成に使えそうな方法論の紹介と、シナリオ作成への適用方法などがまとまっていると分かりやすくて良さそうですね。

入門向けクトゥルフシナリオの作り方を考えてみる(2)

TRPG kilica 2013/5/17
入門向けクトゥルフシナリオの作り方を考えてみる(1)  

に基づいて、早速原稿を書いてみました。

入門向けクトゥルフシナリオの作り方

まだ書きかけの部分もありますが、思ったより分量が多くなりました。

誰でも編集できるようになっていますので、コメントをつけたり追加した方がいい要素などを書き込んだりしてください(このポストへの返信でも構いません)。特にクトゥルフのシナリオ作るのが得意な方のツッコミをお待ちしております。根本的に駄目だ、という場合は、是非イケてるシナリオの作り方をご寄稿ください(笑)。


入門向けクトゥルフシナリオの作り方を考えてみる(1)

TRPG kilica 2013/5/15

そろそろ『TRPGシナリオ作成大全 vol.2』の原稿をまじめに進めないといかんなーということで、考え始めました。

今回は入門者向けのシナリオの作り方を集めていますが、その中でも、昨今の新規参入者の一大勢力となっている『クトゥルフ』のシナリオの作り方は外せないと言えましょう。本当はクトゥルフのマスター経験は大してない僕ではなく、経験豊富な方が書かれたほうがいいと思いますが、とりあえず書いてみて「お前には任せておけん」という方が現れるのを期待することにしましょう(笑)。まじめにご寄稿をお待ちしていますので、お気軽にご投稿ください。

クトゥルフに限ってもシナリオのパタンはいくつかありますが、今回解説するパタンはそのうちの一つに絞っています。入門向けですので、たくさんパタンを紹介するよりも「これだ!」というのに絞ったほうが良いだろうという判断です。

ズバリ基本ルールブックに載っている定番中の定番シナリオ『悪霊の家(旧題『幽霊屋敷』)』を題材として取り上げ、シナリオの作り方を考えてみたいと思います。

このシナリオはご存じの方も多いでしょうが、(1)依頼(2)事前調査(3)現地調査(4)対決 からなる、典型的なシナリオと言えます。(2)の事前調査は無しでも現地の場所は依頼人から聞いて知っていますので、情報収集で詰まる危険性も少なくなっています。

記事の構成としては、次のような感じで考えています。

(1) 『クトゥルフ』のシナリオについて

(2) 『悪霊の家』について

(3) カスタマイズしてオリジナルシナリオに仕立てる

(3)−1 短くする

(3)−2 NPCを追加する

(3)−3 敵を変更する

(3)−4 情報を変更する

(3)−5 シーンを追加する

(4) 同じ構成でシナリオを作る


シナリオ作成大全 Vol.II こんな記事でも書こうかな

TRPG kilica 2013/1/28

登別温泉に浸かりながら記事の構想を練ってきた!

シーン独立型セッション

またまた昔々の古い記事の焼き直しですが、入門者が作るにも向いてるかなーと思いますので、書き直して出そうかと思います。

動機で分類するシナリオ類型

PCたちがシナリオに関わる理由を決めるところからシナリオ作成を始める方法のご紹介。これでシナリオが作れるようになる、と言うよりは、念頭に置いておくと失敗の確率が減るという程度の内容になる予定。

「命令」「冒険」「依頼」「巻き込まれ」「目的」の5つに(いまのところ)分類しています。