Google Maps を使った TRPG マップ

一般 kilica 2006/8/20
先日の記事「Google Maps Hacks」について,まりおんさんから TB を頂きました。ありがとうございます(^_^) 実現できたら面白そうですよね? Google Maps をベースにしているので,世界のあちこちを動き回るキャンペーンで,パーティの足跡をマーカを使って記録できますし,あちこちのパーティの記録を一つの地図に載せることもできるわけです。 (Google Maps のマーカって言うのはこの目玉みたいなやつです。クリックすると説明が吹き出しで出ます) もしくは,まりおんさんが書いているようなグローランサ紹介記事にリンクするマーカを地図上に置くことももちろんできます。 また,記事やリプレイを投稿する際に地図上の位置情報に加えて時間情報もつけてやれば,時代ごとに表示するマーカを制御したり,前に紹介した Timeline サービスを使って年表上にも表示して見れるようにしたりもできそうなわけで,妄想はどんどん広がっていくのですが…(笑) とりあえず今は「プレイヤマップ」に注力していますので,変なスイッチでも入らない限り秋以降にチャレンジとなります。

Google Maps Hacks

一般 kilica 2006/8/18
Google Maps Hacks -地図検索サービス徹底活用テクニック-
Rich Gibson Schuyler Erle 武舎 広幸 福地 太郎 武舎 るみ
オライリー・ジャパン (2006/07/22)
Google Maps をいじり倒すための本。 Google Maps でやりたいことはだいたいできているので要らないかなあと思っていたのですが,本屋でめくっていると,ある機能の実現方法が載っており,買ってしまいました。 その機能とは,Google Maps と同じインタフェースで別の地図を表示するというものです。 はい,つまり RPG の地図を地球の代わりに表示したいわけです。グローランサとかロードス島とか。 ちょっと前に,同じくオライリーから『入門Webマッピング』という自作の地図アプリケーションを作るための本(MapServer というフリーのソフトを使用)が出ていましたが,ぱっと見た限りでは,僕には無理(笑)。どっちみちすぐに制作に取り掛かれるわけでもないし,そのうちもっと簡単なのが出てくるだろうと思っていたところで,この本を見つけました。 やっていることは単純で,Google Maps の地図の上に画像を貼り付ける JavaScript のライブラリを使います。上から自分の地図をかぶせるわけです。まだ実際に作ってみたわけではないので,どれほど僕の思ったとおりにできるのかわかりませんが。 問題は … 「世界の果て」まで移動すると,突然「東京都港区台場」とか Google Maps の地図に戻るので興ざめだ,ってことでしょうか。そこは「世界の果て」の周りを滝で囲んでおくとか … 。

Online Spreadsheet

一般 kilica 2006/8/16
いよいよプレイヤマップβ版公開ですが,まだ RPG システムのデータが揃っていません。 昨晩,amazon.co.jp で検索しながら必死に入力しましたが,数多くの空欄が残っています。出版社名,価格,ISBN などです。また,リストからもれている TRPG システムも存在しているかと思います。 というわけで,お盆で暇?とか年中暇?という方がいらっしゃいましたら,ご協力お願いします & 最近出てきたオンラインスプレッドシートを試してみようという事で,以下に作りかけのデータをおきました。 http://kilica.jot.com/WikiHome/tr0 JotSpot というサービスを利用しています。 登録ユーザであれば誰でも修正できるようにしてあります。便利なサービスですので,この機会にアカウントを作っておくのもいいかと思います。 Google Spreadsheets でも同じものを作ってみましたが,こちらは公開するのに招待しないといけないのでちょっと面倒です。

注:版(ver)違いの扱いについて

版によって大きな違いのあるシステムは,版毎にレコードを作っています。 例:
  • D&D Classic - AD&D - D&D3.5e
  • Bローズ - Fローズ
版によって大きな差がない,もしくは上位互換になっているようなシステムは,最新版を掲載しています。 例:
  • ソードワールド文庫版 - 完全版
  • クトゥルフの呼び声 - クトゥルフ神話TRPG
版によって分けると情報が分散するため,分けないほうが望ましいのですが,版の違いで好き嫌いが分かれるようなシステムについては分けざるを得ないだろうと言う判断です。

コミケ70:1日目

一般 kilica 2006/8/11
この夏もコミケに行ってきました。 メンバはだいたいいつもの顔ぶれ。毎度,僕は A.M.I という名大のアニメ関係のサークル(のOB)に連れて行ってもらっています。 出発予定は 10日木曜日 22::00 …ですが,まあいつものように 30分ほど遅延。特に渋滞などもなく3:00過ぎに宿泊先に到着。 一日目は唯一,落とせないサークルがある日,つまりRPG関係の日です。この日は平日なので,僕は渋滞の危険性のある車は避け,電車で移動。8:30 頃,宿泊先をでて,会場に到着したのがちょうど 10:00 頃でした。東館の列に並んで,入場したのが 10:30 頃。楽になりましたね。 入場してまずはTRPG関係,特に落とせないグローランサ関係を買い,あとは一通り回りました。 いつも買っているサークルで質の高い物はありますが,「おお,これは」と驚くような新しいサークル,同人誌はありませんでした。ここ数年はそこが物足りない部分ですね。代わりに旅行本や創作少年・少女の方が楽しみになっています。 1日目は他に行くところも特にないので,残り時間は企業ブースに行って団扇をたくさんもらってきました。Type Moon は論外な行列ができていました。最後尾に並ぶとどれくらいかるんでしょうか。3時間くらい? Little Witch と『もえたん』の CD を買って,そのあと同人誌委託コーナをのぞいてきました。白河堂さんからAマホの同人誌が出ているとの情報をもらったので,初めて入りました。意外と掘り出し物がありますね。 その後,14:30 頃に会場を撤収し,買った荷物は帰宅組の車に積んでもらって,地下鉄とJRで秋葉原に移動。イエローサブマリンに行きましたが買いたい物はなし。時間があればPCパーツでも物色しようかと思っていましたが,時間もないし結構疲れていたのでマクドナルドで小休憩の後,ぶらぶら歩いて御徒町へ。 夜はここの「ひものや」というお店で白河堂さんトラトラさん,てぃあごさんと夕食。 いろいろ話は出ましたが,「TRPG において物語はどう位置づけられるべき物か」という話題が個人的には一番興味深かったです。あ,いえ,一番はトラトラさんのげふんげふんな話でしょうか。白河堂さんも同じ問題を考えられているというのがわかってちょっとうれしかったです。 18:30 頃から 22:00 過ぎになるまで話し込んだところで,そろそろ翌日がやばいということで解散。 ということで1日目は終わりです。

プレイヤマップ β ver.

一般 kilica 2006/8/7
昨日,XOOPS Cube 2.1α4 が公開されました。 このサイトも TRPG Search も,近日(コミケが終わって,疲労状態から回復した頃)入れ替える予定です。それ自体は目に見えた変化をもたらすわけではありません。しかし,それに伴い,TRPG Search では昨年後半に試験公開した「プレイヤマップ」の β 版を公開する予定でいます。あるいは,XOOPS の非コア開発メンバによる初の XOOPS Cube 2.1 専用モジュールとなるかも知れません(そうです,β 版は XOOPS 2.0 系では動かないのです)。 β版の最初のバージョンでは,まだ多くの機能が未実装で,いくらかのバグも含んでいるかも知れません。 しかし,現在のバージョンと違い,入力してくれたデータは途中でリセットせず,ずっと引き継いでいきます。そのため,ちょっとのバグにめげない,または面白そうだから何か貢献したい,と考えていただける方にはぜひ使ってみていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 β版をいち早く見てみたい,という方は,デモサイトをご覧ください。 なお,デモサイトはあくまでもデモ用です。ユーザ登録をすればインプットもできますが,そのデータは現行バージョンと同じ末路をたどりますのであしからず。 また,実際に公開されるβ版はもう少し整った物になる予定です。

『ストームブリンガー』

一般 kilica 2006/7/31
MICHAEL MOORCOCK'S ストームブリンガー
リン・ウィリス
エンターブレイン (2006/07/28)
新版のストームブリンガー。HJ版と基本的には同じなのかな。遊んだことはあるけど持っていないのでちゃんと比較はできません。5版の翻訳なので変わっているところはそれなりにあるんでしょうが,基本はベーシック RPG ですし,デーモン自作ルールもあります。昔のはもっと武器が壊れやすかったような気もしますが … 。 デーモンの召喚・使役は大好きなルールでした。自由度が高く,適度に制限がかかっていて。僕はマスタやる方がだいたい好きなんですが,このゲームはプレイヤとして遊びたいと思う数少ないゲーム,かな。

メイドボードゲーム喫茶

一般 kilica 2006/7/23
ここしばらく,ずっとプレイヤマップの制作にかかり切っていました。 テスト公開まで後一歩のところまで来ていますが,XOOPS Cube 本体の方が未だにαで本番サイトでは使えないんだよなあ…(^ ^;) とりあえず来週の講演ではテストサイトの方を紹介しておくことに。 といいつつ,昨日はトラトラさん,友人Mと一緒に名古屋が誇るプレイスペース,B-Style に遊びに行きました。 久しぶりにカタンを遊びましたが,やはり負けました。このゲームはだめだ。くそー。 あと,レースゲームを遊びましたがタイトルを忘れてしまった。Q-なんとかだったような。 パズル的な要素が強く,非常に狭いところが勝負の分かれ目になっているような気がします。 両方で2時間,2000円です。 なぜかお店にはメイドさんがいて一緒に遊んでくれました(笑)。 知らないゲームを買ってここに預けておいて,2週間くらい経って行ったらゲームのルールを説明しながら一緒に遊んでくれる,というサービスだったら2000円全然OKなんですけどね。 前後して,大須の町並みを眺めながらお好み焼きを食べ,春巻きを食べ,みたらし団子を食べ,サンドイッチを食べ,…… なんかかなり食べ歩いています。

Champion of Corellon Larethian

一般 kilica 2006/7/16
昨日は D&D の新キャンペーンでした。 で友人に Race of Wild を見せてもらいましたが,そこにある上級クラス Corellon of Larethian のイラストはディードリットの影響を色濃く受けていました(笑)。耳とか,鎧とか,カラーリングとか …。 むかし Dragon 誌にもディードリット(の,そっくりさん)が載っていましたが,とうとうオフィシャルサプリメントにも進出し始めましたか。 早く日本語版でないかな(できれば,9レベルになる頃までに)。

TRPG Search: アンケート結果

一般 kilica 2006/7/10
TRPG Search の2006年5月のアンケート「マスタ初挑戦,って時にお奨めのブログは?」で,以下のブログに投票がありました。 今回のアンケートはやはり投票数が伸びませんでした。僕のサイトに投票があるくらいなので,初級者向けのブログ自体少ないのでしょう(そしてそれはメディア的な特性によるところが大きいと思いますが)。 初級者向けの記事っていうのも必要性は高いと思いますので,これから「ブログでも書いてみようかなあ」と思った方は挑戦してみてはいかがでしょうか。 今月のアンケートは,「D&D 関係でお薦めのブログは?」です。投票の詳細については,ニュースをご覧ください。 そのうち FEAR 関係や SNE 関係のアンケートも予定していますが,僕がこの当たり明るくないので,ブログもあまり登録されていません。というわけで,いいブログがありましたら今のうちに登録して置いてください(僕に教えてくれれば登録しておきます)。

『フェイルーン・プレイヤーズ・ガイド』

一般 kilica 2006/7/1
フォーゴトン・レルムの(いちおう)プレイヤ向けサプリメント。例によって種族,魔法,上級クラス,特技などが載っていて,買うと強くなります。 普段は「刊行ペースが遅い。ぶーぶー」という類の文句ばかり言っていましたが,D&D シリーズの刊行ペースはさすがに「私が悪うございました。勘弁してください」とそろそろ言いたくなってきたぞ。そうだ,高すぎるのがいけないんだ! さて,やたらとつるつるてかてかな表紙になっています。

TRPG Search アンケート

一般 kilica 2006/6/25
TRPG Search のアンケート「マスタ初挑戦,って時にお奨めのブログは?」は,締め切りまで後1週間ですが予想通り投票が低調です。 まえに初心者向けのブログについてアンケートしたときもやっぱり投票数が少なかった。たぶん,初心者に向けて書かれたブログが少ない(というか,ない)というのが大きな要因なんでしょう。

Campaign Cartographer 3 Upgrade

一般 kilica 2006/6/14
TRPG 用地図作成ソフト Campaign Cartographer 3 (CC3) のアップグレード版の先行販売が始まりました(ダウンロード版のみ)。いま買うと,若干安いらしい。 とりあえず買っとこうかと思ったのですが,なぜかクレジットカードが拒否されます。後でまた試して見ます。

そういえば『深淵』復刊活動が

一般 kilica 2006/6/7
そういえば『深淵』の復刊活動が1週間ほど前から始まり,あっという間に60票以上集まっています。『カラーイラスト世界の生活史』『めたもるほぉん』は遅々として伸びないのにいいなあ。

『冒険者大全』

一般 kilica 2006/6/4
冒険者大全
冒険者大全
posted with amazlet on 06.06.04

ホビージャパン (2006/05/31)
D&D3.5 のローグ,バードあたり向けのサプリメント。 『秘術大全』で導入された即行呪文が大々的に導入されています。

Avalon

一般 kilica 2006/5/29
SCA --- Society for Creative Anachronism --- といえば Rune Quest のルールブックの中で言及があることで古参のTRPGプレイヤの間では有名な組織ですが,日本でも同様の活動を行っている団体があり,それが Avalon という SCA から分離した団体です。 やっぱり活動拠点は東京のようで,残念ながら僕は参加できそうにありません。一度,鎧をつけるとどれくらい動きにくくなるかというのを体験してみたいなあと思うのですが。

Paranoia Card Game

一般 kilica 2006/5/28
今日は Paranoia のカードゲームを遊びました。2回目。 今回も前回と同じく,Paranoia の世界観がうまく再現され,勝つゲームとして面白い,という展開になりました。なかなかスバラシイ。エクスパンションでないかなあ。 ゲーム展開は,序盤にラッキーが重なって Indigo になり,最終的には Ultra Violet まで昇り詰めました。前回が Green あたりでうろうろしていたのでたいぶ感じが違っていました。

『比叡山炎上』

一般 kilica 2006/5/21
クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上
朱鷺田 祐介
エンターブレイン (2006/05/19)
『クトゥルフ神話TRPG』(D100 の方)の日本独自サプリメント。信長の時代の日本を舞台としています。クトゥルフ色の薄かった前の『クトゥルフと帝国』に比べると,日本の歴史や伝承をクトゥルフ神話的に解釈しなおした部分が多くなっています。 個人的には『クトゥルフと帝国』の方がやりやすい気がします。戦国時代って戦乱やら飢饉やらで簡単に人の命が失われる,ってイメージがあるので,神話の化け物よりよっぽど怖いと言うか…。 山田風太郎あたりの伝奇物が一つのイメージソースになっているというようなことが後書きに書かれていますが,読んだことないんですよね。

TRPG Search アンケート 結果

一般 kilica 2006/5/21
TRPG Search の2006年3月のアンケート「このブログを書いている人とTRPGしてみたいな,と思ったのは?」で,以下のブログに投票がありました。 今までにないたくさんのご投票ありがとうございました。 今月のアンケートは,「マスタ初挑戦,って時にお奨めのブログは?」です。投票の詳細については,ニュースをご覧ください。

『Aの魔法陣』の楽しさはどこにあるか

一般 kilica 2006/5/14
久々に「GM日記」が更新されていました。相変わらずクオリティ高し。 『Aの魔法陣』についても載っていました。 あの後,いくつかの紹介サイトを見てみました。 「どう遊ぶと面白くなるのかどうもイメージできませんでした」という原因にはいくつかあると思いますが,まず,ルールブックに載っている例が良くなかったんだと思います。「良くなかった」というのは僕向けじゃなかった,と言う意味です。 「Aの魔法陣」で花見というテーマですら遊べるは分かったんですが,「それって面白いの?」というのが根源的な疑問。例を読む限りでは「これは面白そうだ」とは思わなかった。 また,巻末のリプレイも,まあこのサイトを読んでいる人なら容易に想像つくと思いますが,…まああのノリにはついて行けそうにありません(^ ^;)。 ルールブックにも書いてありますとおり,従来のタイプのシナリオを遊ぼうという場合は既存のRPGシステムでやった方がずっと楽しく手軽に遊べると思います。 しかし一方で,熱狂的なファンも多数いるRPGです。強烈に人を惹きつけるだけの魅力が僕に隠れて存在しているはずです。というわけで,いくつかのサイトを回って考えてみました。 TRPGの本質とAの魔法陣(でみのげーむ)
GMの頭の中の状況をPLと共有する事を『共通認識の作成』とし、PLの行動を『行動宣言』という言葉で表すならAの魔法陣は、ただひたすら『共通認識』と『行動宣言』を繰り返すシステムである。
旧来のRPGは,「共通認識の作成」を「システム(ルールや背景設定)を読み込むこと」によって相当程度行えるよう,またそれをプレイヤやマスタに期待してデザインされています。 しかしシステムですべてを記述することは出来ませんし,読み込んだ結果の解釈も人によってズレが生じます。そうしたズレやこぼれ落ちた部分を掬うのがセッションの場でのマスタとプレイヤ間のやりとりであり,それは補完的な役割にすぎませんでした。 一方,「Aの魔法陣」は,このように従来補完的な役割に過ぎなかった部分をゲームの中核に持ってきています(上の引用記事に従えば)。ここが,「人を選ぶ」と言われる最たる部分なのでしょう。つまり,「どこを楽しむか」という層(レイヤ)が,「Aの魔法陣」と旧来のRPGとで異なっているのです。 「共通認識の作成」をセッションの場で築き上げることが楽しい人,あるいは「システムを読み込むこと」を面倒だ,苦手だと思う人は「Aの魔法陣」を楽しく遊べるんだと思います。 一方,「共通認識の作成」をセッションの場で築き上げるなんて面倒なだけだ,あるいは「システムを読み込むこと」が楽しい人は,旧来のRPGを好むでしょう。 この構図は,前に書いた「TRPGの苦労は買ってでもしよう」と同じといえます。 並べると次のようになるでしょうか。
  1. 第1世代…D&D(物理法則に関する共通認識をシステムで提供)
  2. 第2世代…Rune Quest(物理法則と背景設定に関する共通認識をシステムで提供)
  3. 第3世代…FEAR系(物理法則と背景設定と物語に関する共通認識をシステムで提供)
  4. 第4世代(?)…Aの魔法陣(システムでは共通認識を提供しない)
世代が増えるごとにシステムで提供する範囲が増えていましたが,なんと第4世代で反対のベクトルに進みました。 さて,「Aの魔法陣」を同じメンバで遊び続けて,過去の判例という共通認識ができあがってくるとその時どうなるのでしょうか。「共通認識」は飽和状態に近づき,セッションの現場で「共通認識の作成」を行う割合はどんどん低下していく,と言うことが予想されます。「共通認識の作成」を楽しみにしているというのであれば,楽しめる部分は少なくなっていくことになります。 しかし,ひょっとするとそこからが楽しいのかもしれません。ちょうど,いきなり作った9レベルのキャラクタと1レベルから育て上げたキャラクタでは遊んでいるときの感覚が全然違うように。 とはいえ,そういった予感があると言うだけで根拠も実例も何もありませんが。

『Aの魔法陣』

一般 kilica 2006/5/13
Aの魔法陣ルールブック
芝村 裕吏 アルファ・システム
エンターブレイン (2006/05/12)
話題の RPG。300ページ超,1,500円というのは驚きです。 第4世代の設計思想で作られた初めての RPG らしいですが,そのせいかどう遊ぶと面白くなるのかどうもイメージできませんでした(^ ^;。きっと「TRPG プレイヤ 1.0」な人なんでしょう。「TRPG 2.0」的なシステムには付いて行けんかも。