氷川 TRPG 研究室

Hikawa TRPG Laboratory

PCの秘密を決める

タグ:
TRPG
シナリオ
同人
2014/5/10
カテゴリ
シナリオ作成

このへんから、PCの秘密を考えたり、シナリオの秘密を考えたり、背景設定を考えたり、イベントを考えたりと、あちこち行ったり来たりしています。解説の都合上、整然と作ったように書かれている部分もありますが、実際には混沌としながら徐々に形になっていく、という感じです。

PCの「秘密」を作る

この辺りで、PCやシナリオに登場するNPC・場所の「秘密」を考え始めました。
最初、『深淵』の「運命」のように、PCごとにバラバラに「秘密」を作ろうとしたんですが、「なんか違うな」と感じました。例えば、「君は実は○○だ」「君は過去にこの村に来て△を目撃した」みたいな「秘密」を設定しようとしたわけです。無論こういう設定もありだと思いますが、想定していた関わり方が「たまたま運悪く巻き込まれる」だったので、それと決定的に相反してしまうのです。

リプレイを読み直し(ようやく)気づいたのが「導入フェイズの事件の結果、PCが秘密を抱えることになる」というのが『インセイン』流なのだなってことです。無論、最初から因縁のような秘密を抱えていても良いのですが、「偶然巻き込まれた」タイプのストーリであれば、導入フェイズの結果、秘密を抱えるという方がたぶん自然でしょう。

とりあえず、思いつくままPCの秘密を設定してみます。

  • PC1:子供の頃、スキーに連れて行ってもらったことがある。その時泊まった宿で人形を見た
  • PC2:人形と目が合い乗っ取られる。この家から脱出する。
  • PC3:人形と目が合い乗っ取られる。この家から脱出する。
  • PC4:葬儀の風習を調べている
  • PC5:NPCの家族の仲が悪いということについて相談を受けていた

導入フェイズの事件を考える

とりあえずPCの秘密を考えてみたものの、「導入フェイズの事件の結果、PCが秘密を抱えることになる」という流れだと、その事件をある程度決めてから各PCの秘密を決めたほうがいいだろうと考え、Google Docs にまずはオープニングの事件の流れを書いてみました。

  • PC1が一足先に宿に着く。叔母たちに挨拶する。何か変(?)
  • PC2,3,4がスキー場で楽しむ。日中は晴天でとても暖かく、雪が溶けてしまわないか心配するほどだが、夜は冷え込んで雪が降り積もっているらしい。スキー場からバス停まで移動する間に泣いている女の子に遭遇する。話を聞くと、持っていたクマのぬいぐるみを川岸に落としてしまったらしい。
  • ぬいぐるみを拾ってくると「濡れてて汚くなってるからもういらない」というが、現れた母親から「人形を粗末に扱うと仕返しされますよ」と叱られて帰っていく。
  • PC 2, 3, 4, 5がバスで村に到着し、宿に着く。
  • PC2とPC3が、涼子と「人形遊び」をして人形に魅入られる。涼子は2体の人形を持っており、PCに1体ずつ渡す。

PC1は他のPCたちを温泉旅館に呼ぶ役割、PC2,3 はモロに人形の呪いを受ける係、と簡単に決まったのですが、PC4, 5 はいまいち決まりません。漠然と、民族学的な調査に来たことにしようかと考えていたが、シナリオ作成終盤になってこれでは関わりが薄いしキーワードのリンクをも作りにくいと考え、別の導入を考えることにしました。特にPC5はセッション前日まで決まらず、しっくり来るのが思いつかなければPC2, PC3同様、呪いを受けたことにしてお茶を濁そうかなあと思ったのですが、何とか作りました。 

PCの秘密を書き換える


以上のように、シナリオを詰めていく中で最終的には、PC2、3を除いて全然別の秘密になりました(笑)。


  • PC1:叔母から旅館に泊まりに来るよう誘われ、他のPCたちを連れてくる。挙動のおかしい叔父の状況を確認する。
  • PC2:人形と目が合い乗っ取られる。この家から脱出する。
  • PC3:人形と目が合い乗っ取られる。この家から脱出する。
  • PC4:蔵で人(和美)が首をつって死んでいるのを窓越しに目撃するが、何かの見間違いだったのかもしれない。その真相を確認する。
  • PC5:旅館での夜、隣で寝ていた誰かが人形だったかのように見えた。それが誰だったのか、単に寝ぼけていたのかを確認する。
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